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Zune to Zune、受け取っちゃってだいじょうぶ?

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 ソーシャル、それは社交界への誘いであると同時に危険な誘惑でもある——11月14日はZune記念日ということで、多数のZuneマニア(大多数はブラウンを選んだことと思う)が街に飛び出し、Wi-Fi能力を目一杯に使うことと推察しているのですが、そのソーシャル能力の負の側面について考えてみたいと思います。

 街中で、電車で、バス停で、レストランで、そして学校で、オフィスで、いろいろなところでZuneマニアたちはZune to Zuneを試してみたいと考えるでしょう。

 そのときに、彼らはどんなものをほかの人に聴かせたい、見せたいと思うのでしょうか?

 自分がネットからダウンロードした曲? CDからリッピングした曲? それとも自分の写真? 好きなポッドキャスト?

 でも、もしも街に出たZuneユーザーに悪意があり、そこに「危ないコンテンツ」が混じっていたりしたらどうでしょうか?

 わいせつな言葉が連呼されているようなオーディオコンテンツ、Explicitな楽曲、もしくはポルノ写真が「通りすがりのZuneユーザー」から送られてきたらどうします? それがそういうコンテンツだということはおそらく判断できないし、受け取れば「送り手」を喜ばせてしまうことになります。受け取らなくても気持ち悪い思いはするでしょう。

 それと、JPEGファイルに仕込まれたトロイの木馬とかは大丈夫でしょうね? MSはこのあたりの「リアルなソーシャルセキュリティ」について、いいストーリーだけではなく、もっと説明しておく必要があると思うのです。

 Bluetoothより広範囲に届くWi-Fiであればこそ、「悪意のある送り手」について考慮しておく必要があるはずです。

 いちおう、Zune to Zuneのプライバシーモードは変更できるみたいなので、必要なときには自分を非公開にできるようですが、常にウイルスの危険を考えなければいけないWindowsユーザーならこういうのにも慣れてるってことですかね(このへん、Get a Macキャンペーンの影響あり)。

ITmedia特集:目指すはiPodキラー:ベールを脱いだMicrosoftの「Zune」

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