起動フロッピーとParallelsとMac
もう二度と縁がないだろうと思っていたMS-DOS起動フロッピーですが、Parallels WorkstationにWindows 98 SEをインストールするんで必要になりました(インストールする必要はぜんぜん、ない)。でも、そんなものはないのです。ピンチ!
でも、ネットで探してみたら、XPから98起動フロッピーを作ってくれるソフトがダウンロードできるそうな(MB-Support)。これは便利ということであやしげな日本語で書かれているサイトAllBootDsik.comからダウンロードしてフロッピードライブ付きXPマシンでなんとか作成し、起動。その後、FDISKして、FORMAT C: /Sして、ようやくWindows 98のセットアップ画面にたどりつきました。DOSのフォーマットなんて完全に忘れてましたよ。
昔の人(わたしもですが)はよくこんな不便なものを使ってたんですね。いやはや。WindowsのOEM版がフロッピードライブにバンドルされている理由がイタイほどよくわかりました。MacにOEM版XPをバンドルして販売している、という話もありますが、昔の人が聞いたら仰天するでしょうね。
でも、インストール途中でエラー終了。キーコードを3回も入力して、いいかげんいやになりました。そこで、ふと名案。「Windows 95をインストールしてからアップグレードすればいいじゃん」
というわけで、まずWindows 95を同じ起動フロッピーを使ってインストール。そのディスクイメージのクローンを作り、その上にWindows 98 SEをインストール。かくしてレガシーOSが2つ、できあがりました。
この画面キャプチャは、ParallelsでWindows 98 SEを動かしてみたところです。
Windows 98 SEは、デバイスドライバを外したりつけたりしながら、ネットワーク(イーサネットのみ)とサウンドがようやく動くようになりました。
Parallels Workstationについては、こばやしゆたか氏がすばらしい導入記事を書いてくれました。ぜひご一読を。
Mac OS Xで作業しながらGyaOを見る、は本当か?——「Parallels Workstation」を検証する
念のため、Windows 98 SEでGyaOとかYahoo!動画とかトライしてみましたが、再生しようとしたとたん、フリーズします。これならサウンドのもたつきが少ないかなと思ったんだけど。こばやしさんが報告している、Windows 2000のフリーズと同じ理由かもしれませんね。
追記:同じ理由だったようです。リリースされたばかりのβ4で、Windows 2000のサウンド問題が解消されたとありますが、Windows 98 SEでのサウンド再生が、問題なくできるようになりました。GyaOも見ることができます。サウンドの「ディレイ効果」解消にはなりませんけど。