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企業が選ぶ2023 年の漢字は「変」がトップ、「耐」「忍」が続く

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年末の風物詩として、一般から広く募集したその年の世相を 1 字で表す「今年の漢字®」(日本漢字能力検定協会)が、例年 12 月中旬に京都の清水寺で発表され、今年はどんな年だったのか、振り返ることもあるでしょう。

帝国データバンクは2023年11月28日、企業が選ぶ今年(2023 年)を表す漢字アンケートの実施調査を公表しました。企業において 2023 年はどんな年であったのか、今年 1 年の事業活動を表す漢字について聞いています。

1位は変化や変革を表す「変」。2 位は「耐」、3 位は「忍」で、"忍耐の年"

今年(2023 年)1 年間の事業活動を表す漢字について、企業へ尋ねたところ、1 位は「変」となった。選んだ理由として企業からは「生活や働き方改革、人手不足、物価上昇など、世の中が急激に変化している」(建設)、「変革の変。DX などにより時代の変化のスピードが速い」(不動産)との声があり、変化や変革の年と捉えています。

続いて 2 位に「耐」3 位には「忍」が続いています。企業からは「原材料価格などの高騰が継続することに対して耐え忍ぶ年だった」(機械製造)、「コロナは収束したものの、円安や国際情勢、人手不足など先行きが見えないのが率直な思い。なんとか耐え忍んだ 1 年だった」(専門サービス)と、困難な状況への対応についての声が聞かれました。

4 位は「高」。「物価、原材料、燃料費、人件費など全てにおいて高騰しており"高"を選んだ」(飲食料品・飼料製造)、という声もあります。

5 位は戦乱や混乱、乱れを表す「乱」。「国際社会、政治、経済、社会などさまざまな面で秩序や規範が乱れた」(鉄鋼・非鉄・鉱業)という声が聞かれています。

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出典:帝国データバンク 2023.11.28

2023 年は、物価や人件費などの高騰、戦乱や秩序の乱れといった変化に耐え忍び、変革に動いた企業が多かったようです。私にとっても変化や変革の多い年でした。

まだ、早いですが、2024年はどんな年になるでしょうか

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