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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

デジタルネイティブ世代が企業のGoogle Apps導入を推進する

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3月12日、富士ソフトが主催する「導入担当者が語る!クラウドコンピューティングの効果~GoogleApps導入へ踏み切った理由とその活用法~ 」のセミナーに参加してきました。参加者は、200名と会場がいっぱいでした。1月と2月が100名だったようですので、今回倍増ということで、ユーザの関心がかなり高まってきているということを感じました。

このセミナーで大変おもしろかったのが、セミナーのタイトルにもある「導入担当者が語る!クラウドコンピューティングの効果~GoogleApps導入へ踏み切った理由とその活用法~」でした。講演をされた企業の担当者は、驚くことに入社2年目のIT担当者の女性の方でした。 

大まかな流れとして、様々なシステムの既存の課題に直面し、入社1年目に自らが、Google Appsの企業向けサービスを探し出し、そして自社の課題を解決するサービスであるとCIOに説明し、そして最終的に導入まで結びつけたという話でした。

担当者の方が学生の時代からWebメールを当たり前のように使っていたというように、デジタルネイティブ世代です。企業にGmailのようなWebメールを導入することも違和感はないでしょう。しかし、これまでoutlook等の電子メールを利用してきた世代にとっては、Webブラウザを立ち上げて、メールを利用するということに相当ギャップがあったようです。

営業所長クラスからの相当なクレームなど、根強い抵抗があったようで、入社2年目の社員が上司と相談し、そして自らが全国の拠点、そして海外の一部の拠点を回り、説明会を実施するなど、推進をしてきました。

今後、デジタルネイティブ世代が、次々と入社し、そして会社の中心的な存在になる時代がいずれ来るでしょう。その時がクラウドへの大きな転換期となるかもしれないと若い世代の力強さを感じたところです。

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