オルタナティブ・ブログ > 海外速報部ログ >

海外記事、ブログ、記事にならない情報について、ITmedia エンタープライズ海外記事担当から一言

Facebookは無料なんだから広告は仕方ない でも知らないうちに、は嫌

»

Facebookのプライバシー設定は複雑なので、自分がどういう設定にしているのか把握するのは難しいです。何かのアプリを許可したら、いつの間にか変わったりしていそうです。それを不安に思っている人のためのChromeプラグインをさっき記事で紹介しました。

この「Privacyfix」、GoogleとFacebookのプライバシー設定をチェックして状態を教えてくれるんですが(そのデータはサーバには保存しないそうです)、あらら、そんなデータをFacebookさんは利用してたんですか、というのもありました。

Facebookは多分、「こういう設定にしてもいいですよね?」ときいてくれてたんだとは思うんですけど、自覚なく有効にしちゃってたようです。

例えば、「インスタントパーソナライゼーション」。いつの間にオンになってたんだろうなぁ。これは、Facebookの説明では「ユーザーはFacebookの提携サイトにアクセスした瞬間に、パーソナライズされた素晴らしい機能を利用できます」となっています。

Privacyfixの説明では、「プライバシーを守りたい場合は、チェックを外した方がいいでしょう。なぜなら、提携サイトは個別の許可なくあなたのプロフィールデータにアクセスできるようになるからです。ただし、チェックを外すと提携サイトにパーソナライズを許可するには個別に許可しなければならなくなります」とあります。公平な説明だと思います。
Privacy2

まあ、無料でサービスを使う代償としてプロフィール情報を提供するのは仕方がない(というか、そうしなければサービスが成り立たなくなっちゃうので)ですが、よく分からないままなのが嫌なんですよね。

私は最低限のプロフィール情報しか入力していないので、表示される広告がものすごくターゲティングされていないものになってます。持ち家なのにマンションの広告とか、痩せすぎなのに「おなかぽっこり」の広告とか。

いっそ、すっごく詳しいプロフィールをさらして、本当に自分に合った広告を表示した方がみんなが幸せかも、と思ったりもしますが、それもちょっと気持ち悪いよなぁ。

ちなみに、Privacyfixによると、Facebookは私が閲覧したWebサイトの87%をトラッキングしていて、私のアクティビティからの年間広告収入はだいたい1ドル55セントだそうです。あんまりお役に立っていないようです。
Privacy
Comment(0)