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Amazonがゲイ本迫害? Twitterで大騒ぎ

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 今日のTwitterでの一番の話題はMikeyyによるワーム攻撃だと思いますが、#amazonfailというタグもやたら目につきます。Amazonがゲイ関連書籍のランキングに細工をしている、といううわさです。Twitterだとなんだか自然発生的にがーっと情報があふれるので、話の出発点がどこなのかよく分からないのですが、比較的古い書き込みとして、ロバート・プロストさんという作家のブログにたどりつきました。

 プロストさんによると、4月10日くらいからAmazonの書籍ランキングから突然2冊の「ゲイロマンス本」が消え、その後ばたばたとゲイ本が消えていったそうです。

 作家としてAmazon Advantageアカウントを持っているプロストさんがAmazonに問いただしたところ、「アダルト関連書籍をランキングから排除することにした」という返事が。

 この返事がさらに波紋を呼びました。多くのブロガーが「この本はゲイロマンスだけどどこが“アダルト”なんだ」という例を次々に挙げ、ゲイ差別だとAmazonを非難。

 12日の夕方、Publishers Weekly ほか幾つかのメディアに、Amazonからの公式コメントとして、「あれは技術的ミス(glitch)で現在原因究明中です。新しいアダルト規制ポリシーはありません」というメールが届いた模様です。事故といわれても、釈然としません。

 現在オンライン署名サイトのCare2には8300もの抗議の署名が集まっています。これはもう、Amazonは月曜日にちゃんとリリースで釈明しないとおさまりそうにありません。

 復活祭ホリデーの間のワーム攻撃とこのAmazonのランキング騒動に、Twitterの情報燃え広がりパワーのすごさを見せつけられました。

 それにしても「ブロークバック・マウンテン」まで“アダルト”はおかしいだろうと(映画しか見てないけど)思う佐藤でした。

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