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サムスンとグーグルの対立とアンドロイドの衰退

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 今やフェデレーション(オープンハンドセットアライアンス)の結束は風前の灯である・・・・クリンゴン=サムスンに離反の動きがある・・・

あの、それスタートレックなんですけど・・・

 <出所http://en.memory-alpha.org/wiki/Starfleet   >

<出所:www.androidguys.com

 帝国の悩みは深い スターフリートはもうおしまいなのか・・???

とグーグルのラリーページCEOは悩んでいます・・・

 

 <出所 グーグル+>

 IoTやウエアラブルの時代の到来とともにアップルがスマートフォンで勢いを取り戻す中、グーグルが追いつこうと焦っています。しかしアンドロイドの有志連合、スタートレックのフェデレーション=連邦と呼ぶべきオープンハンドセットアライアンス(OHA=グーグル下のアンドロイド活用有志連合)においては、最大の影響力を持つサムスンが離れ始めています。また台頭する中国勢はトップのXiaomi(小米)Gioneeオープンンドセットアライアンスに加盟していません。そしてAmazon も含めこれらのアンドロイド・フォーク版( OHAに非加盟な企業や団体が勝手に開発するアンドロイド版機器)は既に20%に達しています。とりわけ中国でトップのXiaomi(小米)が不参加です。これはアマゾンと共に結構、グーグルの悩みの種だと言われていますが、むしろ最大の問題はこれまでオープンアンドセットアライアンスをリードしてきたサムスンの離反でしょう。

 スマートウオッチにおける離反

スマートウオッチにおいてはサムスンは公然とTizenOS中心で動き「アンドロイドウエア」は「付き合い程度」に出しています。実態はウエアラブルにおけるアンドロイド離れです。同様にスマートオームなどIoT関連もTizenOS中心で走ります。

サムスンのアンドロイド離れにLGとHTCが従う姿勢を示しています。

 サムスンの離反はアンドロイドオートにも影響する

 問題は最大のスマートフォンメーカーサムスンの離反は多くの自動車メーカーとグーグルの同盟関係である「オープンオートマティブアライアンス、Open Automotive AllianceOAA」とアンドロイドオートの活用にも影響します。スマートフォンではサムスンは「当面は大部分の製品がアンドロイド中心」で進むのでしょうが、TizenOS版も出し始めています。またCES2015の動きを見れば判るようにコネクトドカー(主にテレマテイックス)の領域のデモはサムスンなどのスマートウオッチを活用して行われています。処がサムスンのスマートウオッチの主流がTizenOSであることは最早、誰も目にも明らかです。

そう言った状況の中でサムスンが「アンドロイドウエア」離れ、ひいてはアンドロイドOS離れを公然とするとなれば、世界中の自動車メーカーのアンドロイドに対する根深い不信感を買いかねません。

 スマートテレビもアンドロイド離れ

 サムスンはグーグルテレビに参加していましたが、アンドロイドTVには参加せず、TizenOSTVを出しはじめています。LGも全てのテレビをWebOSTVにします。

忠実なのはソニーなどです。

 グーグルウオレットに対する離反

 グーグルは大人気のアップルペイに対抗する為、米国通信キャリア連合のソフトカードを買収しました。グーグルウオレットと統合すると見られているため、グーグルウオレットを活用しているスプリントも含め、米国通信キャリヤ4社を抑えた形です。

処がその鼻先でサムスンはライバルのLoopPayを買収しました。これは相当グーグルには痛手です。何故ならトップアンドロイドメーカーが公然と造反したからです。

■ グーグルの怒り

この手の動きにはグーグルCEOのラリー・ページさんが「いらいら」していると言われています。何故ならアンドロイドに忠実なソニーやモトローラを除いて、オープンアンドセットアライアンス(OHA=グーグル下のアンドロイド活用有志連合)がばらばらになる兆しが見え始めているからです。これではIoTやウエアラブルの時代の鼻先でアップル追撃が有効にできません。

 Xiaomi(小米)はフォーク版アンドロイド

一方サムスンに代わる中国トップのXiaomi(小米)はフォーク版アンドロイドを活用してオープンアンドセットアライアンス(OHA=グーグル下のアンドロイド活用有志連合)の外で稼ぐ姿勢を示しています。これはアマゾンと同じ動きであり、グーグルにとってはビジネス上、敵対する動きです。

 アンドロイド勢は、各社ばらばらの戦いへ

 そうしたサムスンの動きの中でサムスンのように「アンドロイドはスマートフォンだけで結構、いずれは捨てるかも」と言う姿勢をとる企業、Xiaomi(小米)のように最初からフォーク版で行く企業、その中間のLGと言った形で各社とも総じてアップルに近い戦略を取り始めています。一方ソニーやモトローラ(レノボ)などアドロイドに忠実な路線(伝統を維持する)企業もいます。こうして アンドロイド勢は、各社ばらばらの戦いに挑みます。アンドロイド系のOSを活用した機器は今後とも増えるでしょうが、IoTやウエアラブルのようなインターネットを介した機器連携などにおいてグーグルはアップルに遅れそうです。

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