何故アンドロイドウエアから逃亡するのか、サムスン、LG、HTC
興国の荒廃 この一戦にあり・・・それはTizenOSに委ねられている・・・
えええ トヨタのFCV進出と同じじゃん @@
サムスンから出たTizenOSのスマートウオッチの勇士!!
<出所 http://www.greenbot.com/ >
LGも負けてなるものか・・・LGはWebOSでIoT、ウエアラブルを攻める!!
<出所 http://www.webosnation.com/ >
ばーか・・・ペブルは アンドロイドだよ!!^^
寄らば大樹の陰・・と言うことわざもあるよ!!
<出所 https://blog.getpebble.com >
キャナリーリサーチの調査ではアンドロイドウエア版のスマートウオッチが、2014年の後半期に72万台しか売れていないと言うレポートが出る中、これまでアンドロイドOS、アンドロイドフォンを支えてきたメーカーのアンドロイド離れが目につき始めています。特にサムスン、LG、HTCなどがスマートウオッチに関してアンドロイドウエアから離れ始めています。(確かに一部の製品にはアンドロイドウエアを使っていますが、主体は独自に近いOSに移行を始めています。)特に台湾のHTCに関してコードネームが「Petra 」というOSを3月のバルセロナにおけるモバイルワールドコングレスで発表するそうです。当然、スマートウオッチにも適用されます。この情報が正しければ韓国2社(サムスン、LG)に続いて台湾のHTCもアンドロイドウエア離れをすることになります。スマートフォンでフォーク版に近い動きをしているとされる中国小米(Xiaomi)も含めるとグーグルも頭が痛い処でしょう。
■ サムスンはTizenOS
韓国のサムスンはスマートホームなどにTizenOSを採用することを正式に発表しており、スマートテレビやスマートウオッチ更にスマートフォンにも採用を拡大する勢いです。
■ LGはWebOS
一方LGは旧パームが開発したWebOSをHPから買収し、スマートテレビなどに活用しており、それをスマートウオッチにも広げました。当然、スマートハウスではWebOSを活用するのでしょう。
■ ペブルは逆にアンドロイドウエアとコンパチに
面白いことにこれまで独立のOSを採用していたペブルウオッチは、逆にアンドロイドウエアとのコンパチ化を発表しています。アンドロイドウエアに乗り換えたわけです。昨年ペブルは約60万個のペブルウオッチを販売しています。
■ ソニーはアンドロイドTV、アンドロイドウエア
一方ソニーはスマートウオッチにアンドロイドウエアを採用し、一方スマートテレビはアンドロイドTVを採用しました。但し、今回の組織再編などの発表の中でソニーは「スマートフォン(当然、スマートウオッチ)やテレビから撤退する可能性」がささやかれています。
■ 何故アンドロイドウエアから逃亡するのか?
サムスンの場合には、2010年頃からのアンドロイドフォンの台頭の中で先行するHTCをとらえアンドロイドフォンで世界一のスマートフォン企業に成長しました。しかしアードウエアの領域ではトップになったもののサービス支配論理の世界では、グーグルプレイストアなどに抑えられていました。そうなればスマートフォン借り換えの時期に消費者は何時でも他社のアンドロイド製品に乗り換えることが出来ます。実際、2014年、中国では小米などに抜かれ、売り上げと収益が大幅に縮小する憂き目にあっています。
この反省から「アップル戦略=自社がコントロールできるOSとその上でのサービスによる囲い込み戦略」を採用して、スマートウオッシを含むTizenOSへの移行となったのでしょう。アンドロイドウエアのスマートウオッチ(ギャラクシーギア2ネオ)をも出していますがこれは保険と考えられます。冷蔵庫や調理器をネットにつなぐスマートホームでは防衛戦争がまっています。その武器がTizenOSです。
■ アンドロイドウエアからの逃亡は失敗に終わるだろう
さて各社のアンドロイドウエアからの逃亡は成功するでしょうか。問題はアプリ開発者のコミュニティが十分成立していない点です。この点はTizenOSやWebOS、Petraなどがどんなに優れたOSでもアプリ開発者のコミュニティの大小が非常に重要な点になります。
昔、科学計算言語にフォートランとパスカルがありました。パスカルは構造面から非常に優れた言語でした。しかしフォートランにはとてつもなく大きな開発者コミュニティがあり、ほとんど開発者コミュニティか無いパスカルに比べて圧倒的な差がありました。
Windows開発者コミュニティを抱えているマイクロソフトのWindowsPhoneやサーフェスですら、あれだけ苦労している中で果たして十分な開発者コミュニテイ=集合知=アプリの数が集まるでしょうか。
以前、ノキアのシンビアンOSを調査した時には、iOSやアンドロイドOSに対してまずアプリが開発され、シンビヤンOSに対してはアプリを全く開発しないか、開発しても半年から1-2年遅れ、更に値段も場合によっては倍以上しました。
従ってサムスン、LG、HTCが独自OSで成功するためには余程の努力と投資が必要だと考えられます。サムスンの場合には「スマートオーム=家電やテレビ」にグーグル、アップルに攻め込まれることに対する防衛意識がノキアのシンビアンOS的な動き=TizenOS採用に動かしているのでしょう。LGも同じだと思われます。しかしこれはノキアがかつて通った道です。
タダでさえ売れていないアンドロイドウエアのスマートウオッチに代わる独自のスマートウオッチを成功させ、アップルウオッチに対抗することは、果たして可能でしょうか?
2015年中に答えが出ると思われます。
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