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テレビのデジタル化がドライビングフォースとなり、全ての情報メディアが一旦、収縮する時代の羅針盤

東急を介して国内CATV企業と提携するスマートホームのiControl Networks

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  いよいよ本格的なスマートホームサービスが国内上陸です・・・

 この手の話はやっぱり黒船のインパクトが無いと始まりません・・・・

 国内でもNTTドコモさんやパナソニックさんが・・・長年実験してましたが・・・

Icontrol_logo

 米国流のスマートホームですね・・・・

Icontrolproducts2

アプリも一杯・・・多種多様・・・

 

Icontroldeveloper_program

 スマート機器も 一杯・・・おおおおおお、アップルウオッチもあるううううぅ @@

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<出所: アイコントロール>

 国内にも本格的なスマートホームの波が来るのでしょうか。スマートホームサービスの米国最大手iControl Networksが日本に進出します。(日経スクープ記事とプレスリリース)東京急行電鉄と提携に合意し、東急電鉄のCATV子会社イッツ・コミュニケーションズ(イッツコム)が最初の受け皿となります。サービス開始は2015年2月です。(2014年10月22日より実験サービス開始)月額2千円から3千円のサービスになると記事は予測しています。まず横浜でサービスが始まります。結果が良ければJ:com(ジュピターテレコム)などの大手CATV企業にも話を持っていくそうです。
 
■  北米でCATVのコムキャストと提携

iControl Networksは米国では最大手CATVのコムキャストと提携しており、同社のスマートホームサービスのプラットフォームを提供しています。

そもそも米国ではスマートホームはまず通信キャリアやCATV企業、警備会社などが最初に立ち上げました。内容は1)省エネ対策 2)ホームセキュリティの強化 3)ホームコントロールなどです。この手のサービスは通信キャリアによりクアッドプレイ(固定電話、携帯電話、CATV、インターネットのセットサービス)の延長線上に開始されました。2011年にはコムキャストは1)ヘムスなどの省エネサービスはEcoFactorのモノを活用し、一方2)ホームセキュリティの強化 3)ホームコントロールなどのサービスにiControl Networksの仕組みを組み合せてサービスを開始しました。当然、月次の課金であり、CATVなどと同じ月次サービスの一環として提供されます。

その後2014年になってアップルやGEの家電事業(スウェーデンのエレクトロラックスに売却)、グーグルのネストラボ、サムスンが買収したスマートシングズなどが「セルフサービス方式」(月次課金でない方式)でスマートホームに本格進出を始めています。
■  サービス内容
ヘムスに関わる省エネを除く、スマートハウスサービスは米国の場合、一般的に比較的単純です。旅行中の夜の一定時間に照明を付ける、セキュリティが破られたら本人と警備会社に連絡する、外出先からカメラを操作してペットの無事を確認する、子供の帰宅時に自動的に写真をスマートフォンに送る、外部からCATVの録画を支持するなどなどです。外出時、知り合いの顔を確認して鍵を開け、自宅に入れたり、帰宅前に空調を付けて部屋を快適にするサービスも含まれます。尚、自宅の省エネ化を進める運動(スマートグリッド)に関わるヘムス(HEMS)は電力計とサービスの仕組みです。
■  ホームICTが立ち上がるのか?
国内でも一時期NTTドコモがホームICTを提唱し、2010年頃から国内大手5社によるホームトライアルを重ねていましたが、本格展開待ちと言った処です。当然、国内のCATV業界もスマートホームは次期サービス事業として検討されて来ましたが、本格展開は始まっていません。
一方セルフサービス型のアプローチは2012年頃からパナソニック、ソニーなどが開始していました。NTTドコモもそれに一枚噛んでいました。しかし思うよう市場は立ち上がっていません。
iControl Networksと東急の提携は、一挙に国内のスマートホームの動きを刺激するかもしれません。

引用 (プレスリリールより)

イッツコムのスマートホームサービスは、ブロードバンドに接続されたゲートウェイ(ホームコントローラー)を介して、宅内に設置する様々なデバイスをコントロールするものです。

・・・・・

サービス提供当初は、ドアや窓の開閉を知らせる“ドア・窓センサー”や、人の動きを検出し知らせる“モーションセンサー”、さらにドア・窓センサーやモーションセンサーと連動して映像を記録する“IPカメラ”の提供から始めます。また、IPカメラの映像信号はモニターとなるスマートホンやタブレット端末に届き、外出先でも宅内の様子をモニタリングすることができます

来春以降には、外出先からスマートホンで玄関の鍵の施錠状態が確認でき、掛け忘れの場合はその場で施錠を可能にする電子錠や、屋外からのエアコンや照明の制御を可能にする赤外線リモコンなどの導入を計画しています。さらに将来的には、ヘルスケアやエネルギーマネージメントなどサービス分野を広げていく予定です。具体的なサービスメニューにつきましては現在検討中で、グループ企業である東急セキュリティ株式会社との協業による、警備員の駆けつけサービスの提供も予定しています。
引用終わり

 
★★ 住宅設備、スマホで遠隔制御 米最大手が日本進出

★★ iTSCOMプレスリリース

 
★★ Comcast Ventures Invests in iControl Networks

 

★★ iControl Networks Powers Comcast's XFINITY® Home Security Service

 

★★ Comcast home team: Local startups EcoFactor, iControl Networks get shot at millions of customers

 

★★NTTドコモなど5社、ホームICTに関するフィールドトライアルの展開に

 

★★NTT東西×ドコモ×パナソニック電工、「ホームICT」に関するフィールドトライアルを開始

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