「Nexus One」ネット販売中止から学ぶ「多くの顧客が望んでいるのは、買う前に実際に触れること」
グーグルが「Nexus Oneについて、ネットショップ販売を中止する意向であることを公表したそうです。
全体の話しとしては特別変わったことはないのですけど、普段自分の会社に持ち込まれるホームページ制作案件では、ネットに情報を掲載すれば売れる…とか、ホームページを開設して、まあSEOとかそういうのやれば売れますよね？という考え方から、なかにはユーザ側のニーズはお構いなしでうちの製品なら売れるはず…的な無茶な考えをお持ちの方もいらっしゃいます。
先に紹介した期待だけ先行しているほうの方々は、ネットやら書籍などから収集した成功事例やら各種宣伝などから収集した情報がもとになっているケースもあるのでこの点においては、やたらと夢がふくらむ宣伝する側の問題もあると思います。
こういう状況をふまえ、かのGoogleでさえ、こういう考え方でネットショップを閉鎖というのは、いろいろな意味で学ぶべき事例と思いますので、まずはそのGoogleの発表をここに引用しておきたいと思います。
グーグル、Android携帯「Nexus One」のネットショップ販売を中止 | RBB TODAY
「Nexus One changes in availability」というタイトルの記事において、Andy Rubin副社長は、「Androidの普及とNexus Oneの革新性について喜んでいる」としつつも、「Androidプラットホームのグローバルな採用は、私達の期待値を越えていたが、ネットショップは機能していなかった」と苦言。「新し物好きのためにニッチなチャンネルではあり続けたが、多くの顧客が望んでいるのは、電話を買う前に実際に触れることだ」とし、販売戦略の見直しを公表した。
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