ウェブサイト市場には、まだまだ未来がある。
つい最近、60歳を越える恩師がブログを始めたと聞いて驚きました。
ITどころかパソコンすら縁がないと思っていた恩師。
そんな恩師にも遂にITの波がやってきたのでしょうか。
みなさんの周りでも、そんな現象は起きていませんか?
今回の恩師の件に限らず、私の身の回りを見渡してみると、
一生ITと縁がなさそうな人達へジワジワと波が到達してるように見えます。
本当にそんな波は来ているのか。
実際にどのくらいの人がウェブサイトを使っているのでしょうか。
少し統計データを探ってみました。
国内の市場規模から見る市場拡大の余地
経済産業省の調べによると、平成 24 年度の小売業年間販売額は、約 137 兆円。
そのうち、日本の EC 市場規模はと言うと、全体の 6.9 %となる 9.5 兆円とのこと。
まずこの数字を見た正直な感想は、「たったこれだけ?」でした。
近年では、日用品からマンションまで、幅広い商品を取りそろえるネット通販。
スマートフォンの普及を追い風に、家のパソコンからだけでなく
外出中に商品やサービスを検索し、購入するケースも増えてきているようです。
ごく当たり前のように利用しているネット通販市場となると
競争率が高く、もう入る隙がないのでは?そう思っていました。
この数字を見る限りでは、まだまだ市場への参入は間に合いそうです。
拡大し続けるウェブサイト構築サービス市場
あえて名前は伏せますが、海外のウェブサイト構築サービス 4 社の
ユーザー数(世界)の推移に注目してみました。
今までは、1 サービスに 1 コンテンツという考え方が基本でしたが
近年では、アメリカで研究されている「コンテンツマーケティング※」を導入する企業が増え
1 サービスに 複数コンテンツという考え方が、日本国内にも広がり始めています。
※購買行動を起こさせるため、企業がコンテンツを通して
価値ある情報を見込み客や顧客に提供することを目的とした手法。
そんなウェブサイトの新たな可能性が
各社ともに上がり続ける数字に紐づいているのかもしれません。
「ウェブの知識がなくても、インターネットがつながれば簡単にウェブサイトが作れる。」
そんなツールが、今や世の中にはたくさん存在しますが
ユーザーのみなさんは、それをビジネスに活用できているのでしょうか。
弊社もウェブサイト構築サービス(Jimdo)を提供していますが
ユーザーのみなさんの声を聞くと
「ウェブサイトは作れたけど、アクセスが来ない。」
「問い合わせを増やすために作ったのに、1件も問い合わせが来ない。」
せっかくウェブサイトが完成したのに、挫折してしまっている人が多いようです。
各サービス事業者は、ウェブサイトを持とうとしているユーザーさんだけでなく
すでにウェブサイトは持っているが、うまく活用できていないユーザーさんにも
情報発信をしていく必要があるのではないでしょうか。
国内の主要サービス事業者が集結
先ほどお見せしていたデータは、実はあるイベントサイトから拝借しました。
THE WEB EC SUMMIT
そのイベントでは、ネット販売市場拡大の可能性をもとに、国内の主要サービス事業者の代表が
『 ウェブサイトやネットショップで成功するための秘訣を伝える 』
という今までありそうでなかった前代未聞の企画内容となっています。
これからウェブサイトやネットショップを活用しようとしている方
もしくはもう既に持っているが、なかなかビジネスを成功につなげることができないと悩んでいる方が
このイベントに参加することで、一歩前に進める『 何か 』を持ち帰ってもらいたい
そんな熱い思いで、ある社員が立ち上げました。
もしこの内容に興味を持っていただいた方は、ぜひイベントにご参加ください。
余談ですが、当日は私が司会を担当させていただきます。
まとめ
ウェブサイト市場は、誰もが当たり前のように使っている現状から
もう需要はないのではないか、そう思っていました。
しかし市場動向や業界動向を見ていると、まだまだ可能性がたくさんあり
企業がコンテンツを活用してユーザーとコミュニケーションをとることで
また新しい市場が広がる、そんな未来が想像できました。
これからの動きが楽しみです。