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「使いやすく」「ハマる」技術とは! それは・・・

スタジオジブリとAppleとイチロー

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「スタジオジブリ」と「Apple」と「イチロー」

共通点は世界で認められている”本物”である。
彼らは他の人と何が違うのだろう。

まずはスタジオジブリ。
スタジオジブリというよりは宮崎駿と言った方が良いだろうか。
以前、「崖の上のポニョ」制作ドキュメンタリー番組で見たのだが、
「崖の上のポニョ」最後のシーン数分を考えるのに納得するまで何日もかけている。
しかも締め切りぎりぎりまで。
さすが、世界の老若男女をとりこにするだけのこだわりを持っている。
自分自身を信じて、自分が納得いくまで時間的そして質的な妥協をしないのだろう。
長年にわたる経験、そして本来持っているセンスを使えば他の人より優れた作品ができるはずである。
それにもかかわらず、ぎりぎりまで考え抜いて妥協をしない。

そして、Appleもそうである。
ここもAppleというよりはスティーブ・ジョブズと言った方が良いと思う。
「使っていて気持ち良い感覚」をとことん追及して妥協が無い。
それはデザインにも反映されている。
同じジャンルの製品では1年サイクルで新製品を投入している。日本の家電メーカーは1年に2度も新製品を投入。
Appleは自分たちが良いと思うものを1年かけてとことん追求して開発している。
特に、1製品まるごとApple社でコントロール。
他社のメーカーの場合は、他社のOSを採用してそのOSをベースに製品を構築している。
Appleの場合は、作りたいもののイメージがありそれに合わせた最良のものを開発している。
大きな違いである。
これによりiPadといった新市場が開拓できた。

最後に、イチロー。
イチローは世界が認めるメジャーリーガー。
毎日の積み重ねが大事だという。
『ちいさいことをかさねることが、とんでもないところに行くただひとつの道』
毎日の準備運動、バッティングや守備練習、食事の栄養バランスに至るまで。
練習方法もメジャーに行ってからも自分のスタイルを崩していない。
あそこまで実績を残せばつい練習も疎かになりがちであるが、イチローは違う。
また、さらに上手くなろうと技術を追及している。
イチローも妥協を許さないで自分自身の可能性を追求し続けている。

このように考えると3者共「妥協」を許さない。
そして”本物”は誰もが認めてもさらに上を目指して追及している。

ただ、そのベースには「経験」と「センス」が必要となる。

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