【図解】コレ1枚でわかるAIとともに働く時代

» 2024/06/27

人間の能力や労働時間は限られています。しかし、AIを使えば、同じ能力や労働時間であっても、こなせるタスクの量は大幅に増え、仕事の品質を向上させることができます。

例えば、これまで手作業で行っていたデータ入力タスクをAIが代わってくれれば、その人はデータ分析や戦略立案といった、より高度なタスクに集中できるようになります。

コールセンターにAIを搭載したチャット・ボットを導入すれば、一般的な顧客からの問い合わせには自動で応答できるようになります。これにより、顧客サービスの担当者は、複雑な問題や個別の顧客応対により多くの時間を割くことができます。

会計士は、これまで数時間かけていた税金計算をAIに任せ、数分で終わらせることができます。結果として、受け持つ仕事の量を増やすとともに、空いた時間をクライアントの事業計画や資金繰りの相談に充てることができます。

医療分野で、AIが画像診断をサポートすれば、放射線技師や医師は、従来よりも迅速に正確な診断を下すことができます。これにより、患者への応対が迅速にできるようになり、医師一人当たりが担当できる患者数が増えるでしょう。また、患者ひとり一人の相談に時間を割いて丁寧に応対できるようになります。

このように、AIを使えば、人間が同じ能力と労働時間内で行えるタスクの量を増やすことができます。また仕事の質も向上し、より多くの成果を上げることができるようになります。

一方で、AIを使って仕事をする人とそうでない人との仕事のパフォーマンスや成果の質に大きな格差が生まれるでしょう。つまり、「AIが仕事を奪う」のではなく、「AIを使える人が、使えない人の仕事を奪う」と言うことになるのかもしれません。

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