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IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

身近な成功の定義

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成功の定義は本当にあいまいで、主観での定義になると思っています。最近たまに私のことを成功者と言ってくれる人がいるのですが、意外な気持ちになったり、そういわれてみれば自分なりには幸せだし、成功しているのかな?と思うようにもなりました。

一方、私が私を成功者と言うと、もっと高みを見ている人から見ると「そんなことないでしょ」と思うと思うのです。実際に大金持ちになったわけではないですしね。

ただ、起業して5年近くがたち、ビジネスも軌道に乗り、何とかやっていける目途が立ちました。そういう意味では私は私の職業人人生として成功者になれる可能性が出てきたのだと思います。ただ、それは全て今の話です。将来的にはどうなるかがわかりません。

これからも働き続け、50歳の私、60歳の私、70歳の私と年を重ねていく中で、いろいろなことをしていくでしょう。その年を重ねていく中で感じているのは、年を重ねていくと修正をしにくくなっていくように思えることです。積み重ねていった経験が、思考ロジックになり、経験してこなかったことに対して柔軟に理解ができないようになるような気がしています。自分が変わらなくても周りが変わっていくので、実は柔軟に対応できていないと、やがて成功とはかけ離れていくと思うのです。個人の成功の定義は変わらなくても、その実現手段やロジックは実は時代にあわせて変わっていかなければならないのだと思うのです。

40代の今の状況が私の成功のピークにならないようにするためには、柔軟に自分の思考や感覚を変化させていきながらも時代の流れを活用して成長させていく必要があると考えます。その為にするべきことは、以下だと思っています。

1.仕事において基礎力の鍛錬を怠らない

2.新しいものにはとりあえずやってみて、その考え方や感覚を体や頭に覚えさせる

3.常に20代から30代の若い人たちとコンタクトが取れる環境と言うか仕組みを作っておく

「2」はとりあえずやればよいと思うのです。意外に難しいのは「3」かもしれませんね。昔は自分でコミュニティに参加して運営していれば、常にそこに若い人が入ってきて若い人たちと接することができると思っていました。それはそれでいいのですが、それだけではちょっと足りないことが分かり始めました。自分が作ったコミュニティは自分たちのルールで運営しているため、若い人の感覚を知りにくいです。むしろ若い人たちが中心に運営しているコミュニティに運営側として参加いく方が勉強になります。私の場合で言えばPHPカンファレンスの実行委員がそれに当たります。私が知っている運営の方法とは全く違う方法で運営してきます。今年で4年になりますが、毎年勉強になっています。

年を重ねていく中で、自分の成功を達成し続けていく中で、その方法を柔軟に変更していくために、もしかしたら、成功の定義を毎年設計していくのが良いかもしれません。

今年はこうやって成功していこうという戦略を立てていく感じです。今年もあと1か月です。年末年始に、今後のことを考えていきたいと思います。

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