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IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

4年半前の起業すると宣言した時、多くの方が、あぁ吉政さんはIT業界から消えたなと思ったはず。今のところ生き残れている理由を考える

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休日ブログなので、思ったことを適当に、なすがままに、徒然に書いてみます。

起業して明日で4年半になります。

4年半前と言えば、転職するたびに契約金を積まれて、年収がバンバン上がって調子に乗った結果、オファーの質が急変し、まともなオファーが来なくなった結果の起業宣言をした時です。

その時の周囲は私のことを、「あぁ吉政さんは行くところがなくなって、いよいよ起業だ。これでIT業界から消えたな」と思っていたはずです。その証拠に、今まで会えた方々にご挨拶回りをしようと思っても、アポイントが取れなかったり、例え会えたとしても最初から「かわいそうにね」という雰囲気で話をされた方が結構多かったです。なんかもう最後のご挨拶のような感じでした。

でも、確かに、転職が多くて起業する人の大半が起業しても続かず、連絡が取れなくなっているような気がします。私も思いっきりその路線だったので、そう思われても仕方ないです。

4年半前起業した結果は、2か月で定数の10社と契約でき、その後、4年以上も定数10社の契約数を維持しています。これができた理由は、私が凄いとか、頭が良いとか、腕がいいとか、運がいいとか、そんなことではなく、たまたま準備をしてこれたからというのが正直なところです。

本当は良くないのですが、お金がほしくて仕方がなかった私は20代から会社に内緒でほかの会社の役員をこっそりやっていて、土曜日と日曜日だけマーケティングコンサルっぽいことをずーっとしていました。40歳で起業した時にはマーケティングコンサル経験が10年を超えており、起業した時には十分な準備がたまたまできていたのです。現在の月額20万円からのマーケティングアウトソーシングサービスは29歳の時に考案したビジネスモデルであり、その後、10年間磨いてきたビジネスモデルなのです。それ故に、起業して2か月で満員御礼になったのだと思います。まさに芸は身を助く、と言う感じです。

会社で禁止されている方には副業をお勧めしません。私は一度ばれてしまい、信頼を失ったことがあります。その信頼は今も埋められていないはずです。しかし、会社で認められている場合は週末に起業して、人生のリスクヘッジをするのはとてもお勧めです。定年後もその副業で食べていければ将来の安定度が増しますしね。

それでは今日はこの辺で。

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