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IT人材不足へ(大幅に不足している会社の割合が1,6倍に:IPA)

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こんばんは。吉政創成の吉政でございます。

BCP9月24日号のP18に記載されているIPA発表のデータに興味深いものがありましたので、ご紹介します。

ITの人材量が大幅に不足しているという回答が2010年が5.4%だたのに対して2011年は9.1%に上昇したそうです。このデータは定期的に調査されており、2007年から2009年まで大きく減少してきた項目です。2010年から増加に転じ始め、2011年には人材が大幅に不足している会社が10社に1社の割合になりました。景気が良くなってきた一つの予兆であると思いますし、いろいろ不安定な社会でもありますが、またチャンスが来ているような気もします。

一方関連して、人材獲得の最有力の方法の一つである新卒採用ですが、企業から新卒に対する満足度が減少しているようです。

2011年度は新卒に対する満足度で「非常に満足」と「おおむね満足」が67.5%となり、前年比と比べて18.2%の減少となりました。一方で「やや不満」が6.8%上昇し、17.5%となったそうです。

私が学生の時より今の学生さんのほうがたくさん勉強しているように思えますが、おそらく時代が変わったのでしょう。求められるハードルが高くなったのかもしれません。

個人的には能力というよりも、能力を身につけるための性格的なことのほうが課題のように思えます。学生さん頑張ってください!

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