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これ以上、変わらない。それを「雑貨」という

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ドコモ、ソフトバンク“かんたん携帯”の製造・販売等差し止めを求める仮処分命令を申し立て - ITmedia +D モバイル

痛くない注射針の開発で有名な岡野雅行さんの書籍「学校の勉強だけではメシは食えない」に雑貨と呼ばれる事の意味合いが書かれています。(本エントリのタイトルはこちらの書籍で使用されている見出しを利用させていただいております)

これ以上変わりようの無い完成した形を「雑貨」と呼ぶんだと教えてくれています。ちなみに中国語で雑貨とは「完成された技術」と書くんだと岡野さん自身が教わったエピソードも紹介されているのですが、

今回のこのニュース記事は、携帯電話は今では非常に多くの人が使う道具であり、ドコモが主張している、「ボタンの並びや十字キーの形など、既存のもの(らくらくホンシリーズ)に類似している製品を出すことに対する申し立て」という事は、インターフェースデザインをソフトバンクが真似たということはある意味誇れることだと考えられないでしょうか。

らくらくホンが前述の雑貨というところまで到達するには今後いろいろな工夫が加えられる余地はまだあるのかもしれませんが、2001年9月の最初のモデルの投入以来、せっかく使い方を覚えた人が、買い替えるときに一から覚えるのは大変なので、メニューを変えずにきたという事も書かれており、このデザインが、高齢者や初心者、体の不自由な人を対象とした携帯電話のインターフェースとして浸透しているのであればなおさらの事、携帯各社から販売するモデルとして共通インターフェースとして提供するほうがより消費者にとっての利便性が増すと思うのですがドコモとしては受け入れられないのでしょうかね、、、

以前に骨伝導式の携帯を試してから購入したくても、実機を試すことが出来るショップを探すのにえらく苦労して、結果として諦めたという記事を書きましたけど、高齢化社会が進行するなかで、デザインや仕組み、機能を1社独占ではなく、メーカー各社さんには良いものは互いにシェアする仕組みを取り入れていただけないものか、、、と思ったのでした。

P.S.
ソフトバンクモバイルと東芝からドコモと富士通が満足できる回答が得られず、製造、販売等の差し止めを求める仮処分命令の申し立てに踏み切ったということで、両社がどのような主張をしているのかを知らずに書いておりますので、適切な理解できていないかもしれません。

ちなみにこのニュースをTVで見ていた長男(高校1年)は「これは訴えられてもしょうがないな、、、」という意見で、家内は「年寄り向けの製品なんだから、多めにみれないのかね?」という事で家庭内でも意見は別れています(苦笑)

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