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BPMが今、面白い。ITシステムが変わる、IT産業も変わる。

BPM、先ずは研修・教育

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新たな文明の利器が出現するとその使い方・作り方・サポートの仕方等色々な研修・教育が必要となって来ます。文明の利器の典型である車を想像してイメージしていただければ納得いただけるでしょう。

Internet社会は、PCの普及・ネットワークの敷設と低下価格化・Web技術の成長と安定・コンテンツの充実、そしてeビジネスの隆盛と節々の基盤を着実に確立して、形作られた社会です。そこでも研修・教育に多くのエネルギーが注がれました。当時心配されていた情報リテラシとか情報弱者というような言葉もあまり問題となっていないようです。Internetの素晴らしさ、利便性のエネルギーの力の故でしょう。

当BPMもセミナーでの話題提供、製品ベンダー主催の技術研修・教育も増えてきました。しかし、BPMは技術者への製品教育だけでは不十分で、ユーザ企業の経営者・実務担当責任者、業務コンサルの方々への教育が必要です。

BPMは、「経営とITの融合」を実現し、経営の改善サークルを実現するためのITツールだというのが、その理由です。ユーザの方々は、BPMの有効性を理解してBPMの導入に積極的になっていただくというだけでなく、BPMの実現、即ち「経営の改善サークル」の中に参画し、改善サークルを回して行くという事が大切です。現実に実務業務の流れを一番良く知り、関心を持っているのは、決してIT技術者でなく、実際の実業担当責任者の方々ですし、業務の実績を診て経営判断をするのは経営の方々であるわけです。そしてこれらの研修・教育は、IT研修に有りがちな専門用語の羅列する物ではありません。具体的には業務の可視化ツールであるModelerの研修とか、どう社内で改善サークルを定着させるか等の研修です。

研修に参加いただくには、「教育は良いけど、重荷だな」を、跳ね除けるエネルギーが必要となります。ベンダー・コンサルからの説明に加え、BPMの実績効果を肌で知るユーザの体験談が有効となるでしょう。

近々各方面の企業や方々からなるBPM協会(仮称)や、Webメディアをベースにした情報発信サイトが予定されており、小生も参画します。色々な活動を計画し、研修・教育も大きな柱です。ユーザの声が直接に反映される活動としたいと考えています。

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