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【ITエンジニアセカンドライフ】新ビジネスの立ち上げの日にあれが!

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ITに強いビジネスライターの森川です。

前回のつづきです。

法人化したばかりの2008年はどん底の売上で、個人事業だった前年と比較して5分の1ぐらいの年商になってしまいました。しかし、自分軸を見つけて「333営業塾」ビジネスを立ち上げてからは順調に回復し、2009年、2010年と2期連続増収増益となりました。

「誰に何をなぜ提供するのか」という(森川流)自分軸は本当に重要です。今もその思いは変わりません。いつでもピンチのたびに自分軸を見つけ直すことで、回復のきっかけが訪れました。

それはさておき、2010年は絶好調で、やることなすことうまくいき、これが一生続くのではないかと思っていました。

勢いがあると向こうから勝手に人が声を掛けてくるもので、近所に住む著名なマーケティング・コンサルタントのO氏からコラボレーションしないかとお誘いがあり、私も第2の「333営業塾」を作るべく喜んでその申し出をお受けしたのでした。

O氏とは近所ということもあり何度も打ち合わせを重ね、2011年3月に最初のセミナーを開催することを決定し、着々と準備を進めていました。

ところが、そろそろ集客を始めないといけない2ヵ月前ぐらいに、O氏から「時期尚早と感じたので、3月のセミナーは延期したい」という話がありました。

会場をキャンセルしても良かったのですが、私はO氏とのコラボは断念することにし、単独で「自分軸」発見ビジネスを始めることを考えました。そして試しにセミナーをやることにしたのでした。

集客期間は短かったですが、吉見さんと毎月セミナーをやっていたので、短期間に集めることには慣れています。幸い満席にすることができ、当日を迎えました。

実は「333営業塾」でも、事業の軸を見つけるために「自分軸」の講義をしていたので、コンテンツはそれを焼き直したものでした。午後1時から5時までの4時間のセミナーで、滑り出しも順調、参加者も熱心に話を聞き、ワークに取り組んでくれていました。

ところが、2時50分頃に突然の大きな揺れが。ダンプカーがセミナー会場にノーブレーキでツッコんできたのかと一瞬思ったぐらいの振動です。

ですが爆発音もなく、その揺れが続くので地震だとすぐに分かりました。私は参加者に机の下に潜り込むように指示し、私自身は演壇の下に潜り込んで、揺れが収まるのを待ちましたが、いつまでも揺れています。

震動は細切れにずっと続いていたのですが、少しずつ小さくなりました。蛍光灯等が落下してくる気配もなかったので、窓を開けて外を見たら、隣のビルから人が、まるで避難訓練のように整然と非常階段を降りていくのが見えました。

日本の会社は規律正しいなあと変なことに感心したのを覚えています。その後に、日本人は規律正しいなあという思いに変わっていくとは、そのときは思いませんでしたが。

どうやら会場のある東京都江東区は大丈夫そうだったので、参加者に継続の可否を問うたところ、全員が最後までやってほしいと言います。

私は自宅に犬と猫を飼っており、特に飼い犬は目が見えなくなっていたので、何かの下敷きになっていないか心配でした。ですが、新ビジネスの立ち上げということもあって、最後までやりたい気持ちも強かったので、やらせてもらうことにしました。

終了してから懇親会を予定していました。既に電車が止まっていたので、ほぼ全員が参加しました。

ただ予定していた会場は「余震が続いていて危険だから今日は臨時休業する」と言うので、近所の回転したばかりの店に飛び込んだのでした。

その店で初めて震災のテレビ映像を見ました。とんでもないことが起こっているのは分かりましたが、どれほどとんでもないことだったかは、その後じわじわと身に染みて分かっていきます。

この後約1年間、私はほとんど仕事ができなくなるほど精神的なダメージを受けてしまったのでした。

【教訓】

  • この絶好調が一生続くと思って有頂天になっていても、大きなきっかけ1つでダメになることもある
    (だがまた好調はやってくる)

つづく


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