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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

県民性を知ると仕事も変わるかもー「居酒屋と県民性」を読んでみた

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太田和彦さんという方の「居酒屋と県民性」という本を読みました。北海道から沖縄まで、各都道府県について、この方なりの県民性の解釈と、各地の居酒屋の雰囲気や特徴、そしてご自身のおすすめ居酒屋が紹介されています。

たとえば、僕が住んでいる東京の場合は、

人口も都市規模も格段に大きな首都東京は日本一の居酒屋都市だ。(中略)日本各地の地酒を並べた銘酒居酒屋が多いこと。それはブランド好きゆえで、東京の客は酒にうるさく、知ったかぶりの一家言が多い。

あくまでこの作家さんのご意見ではありますが、言い得てるとも思う一文です。

さて、僕の出身地、大阪はというと、

見栄をはらずに本音で生きる。「がめつい」と言われようが設けてナンボ。ボケとツッコミ、理屈より笑い。(中略)厳しい商売道をつらぬく奉公の世界は「どケチ」と言われようとも、鯖のアラの「船場汁」のように、普通は捨ててしまうような食材を巧みに使い切る「始末のよい」料理も生んだ。

褒めていただいているのか、貶されているのかわかりませんが(笑)、まあそういう県民性だということなのでしょう。

他の地域は僕が書くと角が立つ文もあるので書きませんが、我々が仕事をする上でも、地域独自のやり方や慣習を無視して進めてしまうと、「なぜかうまくいかない」なんてことが起きてしまうかもしれない。

しかし、こういう県民性を理解し、場合によっては盃を交わすことで、そこから生まれる信頼感なんてものもあるかもしれませんよね。

お酒に関することだけが書いてあると思っていましたが、学びの多い一冊でした。

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