「フツー」の人が発揮する「フツー」でない行動力
数日前に興味深い記事を読みました。
「11のギネスを持つ 世界一の“フツーのおばちゃん” 「日本から世界に発信ってええな」」:イザ!
滋賀県彦根市でピアノ教室を開いている寺村さんは、
英語もコンピューターも苦手な「フツーのおばちゃん」ながら、
「世界一長い音楽会」「世界一参加者の多いかくれんぼ」など
一風変わったイベントを次々と開き、
11ものギネス記録を持っているそうです。
最初にギネスに挑戦したきっかけは、
幕張メッセがオープンしたときに、
文部省(当時)が生涯学習イベントの企画を募集していて、
「ピアノ111台の連弾でギネスに挑戦する」という企画を思いついて
応募したことだったそうで、
そのときは文部省がギネスとの交渉やピアノの手配など
全部やってくれたので楽だったとのこと。
その後は、自分で思いついたアイデアを
自分で動いて実現していったようです。
読んでいて思ったのは、面白いことをやるには、
やはり、まずはユニークなアイデアを考えることが重要だということ。
ただ、それだけではダメで、
それを実際に実現していくための行動力が必須だということです。
この寺村さんは、やはり
「フツー」ではない行動力をお持ちなんでしょうね。
そういえば、これを書いていて、ぼくがロサンゼルスにいたときに
Japan Film Festival - Los Angelesという映画祭の運営をしていて
「1/4の奇跡」という映画を上映したことがありますが
その監督の入江富美子さんのことを思い出しました。
入江さんとは当時メールをやりとりしただけで
実際にお会いしたことはないですが、
「フツー」の2児の母親だった入江さんが、
2005年の大晦日に、感謝することの大切さに気づき
「宇宙の感謝の量を増やす映画を作る!」と一念発起し、
経験なし、人脈なし、資金なしのゼロからスタートして
いろいろな人々との出会いと応援から苦難を乗り越えて、
映画を完成させたそうです。
この映画は日本各地や海外でも上映され、
入江さんは、その後も映画製作を続けられています。
思い立ったときの行動力は、
女性のほうがすごいのではないかと
ぼくの周囲を見ていても、よく思います。
こういった行動力を、ぜひ見習いたいですね。