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自分にとっての当たり前は、他人にとっては当たり前でない その2

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昨日は「自分にとっての当たり前は、他人にとっては当たり前でない」という記事で、自分にとって当たり前のことでも、他人にとっては当たり前ではないから、表現するときは独りよがりにならないように気をつけないといけないということを書きました。今日はこのことを別の角度から見てみようと思います。

自分にとって当たり前のことでも、他人にとっては当たり前ではないということは、自分にとって当たり前のことが、他人にとってよく知らないことだったり新しいことだったりするので、文章や話のネタにしやすいということです。

たとえば、私は以前出版社で編集者をしていたので、編集者とライターの違いは自分にとっては自明で当たり前のことですが、編集者の仕事をよく知らない人にとっては、興味深い内容になるかもしれません。ちょうど最近読んだ記事に、編集者とライターの違いについて書いてありました。


編集の世界でもこれは言えて、
編集者をずっとやってきた人が、
ライターなり、作家なりに転向というのは、
成立するが、

その逆、
もの書きだけをずっと長くやってきて、
それから編集者に転向、
というのは難しい。

それは、編集者のほうが、
やることが多種類におよび、作業工程も複雑だからだ。
「おとなの小論文教室。:Lesson576  仕事の選択 2」より

私が講師を務める自分史活用セミナーでは、参加者の方々に自分史の簡単な年表をつくってもらったあとに、グループセミナーでその自分史をもとにして自己紹介をしてもらっています。そのときに「自分は平凡な人生を送ってきたので、たいしたことはしてませんが……」というように話を始められる方がよくいますが、傍から聞いていると、ユニークな経験をされているなと思うことが多いです。それはその方にとっては自分のことなので当たり前な話でも、私にとっては当たり前ではないからです。

ブログを書くことについても、ネタがなくて続けられないという方がよくいますが、とりあえずは自分にとっては当たり前のことでも、他の人にとっては面白い内容になるかもしれないので、自分にとっての当たり前の体験や知識についてどんどん書いてみるのがいいと思います。

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