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「ネット時代の文章術」のポイントは「自分の言葉で語ること」

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昨日は、一旗会Japanの会合で「ネット時代の文章術」をテーマに勉強会をしました。参加者は少なめでしたが、濃い話ができて楽しかったです。

ネット時代の文章術で一番大切なポイントは、「自分の言葉で語ること」だと思っています。インターネットの時代になって情報量が爆発し、様々な情報が簡単に検索できるようになりましたが、ほかの記事をコピー&ペーストしたようなものとか、単に海外の記事を翻訳紹介したようなものなど、借り物の言葉の情報がかなり多いように思います。

そんななかで、多くの人たちの共感を得るには、やはり自分の言葉で語れることが重要です。自分の言葉で語るために有効な手段の一つが、自分の体験、経験を具体的に語ることです。たとえば、「失敗を乗り越えることで成長できる」ということを語るときに、抽象的な論理展開で語るよりも、自分が実際に失敗を乗り越えてきた体験を具体的に語ったほうが説得力がでるし、共感も得られます。

自分の経験、体験を具体的に語るためには、自分のこれまで生きてきた軌跡を振り返って棚卸しておくことが有効です。つまり、自分史をつくることです。「自分の言葉で語る」ために、自分がやってきたことを振り返って、簡単なストーリーやエピソードをまとめて、そこから自分が何を得たかについて考えてみることをおすすめします。

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