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200点以上の電子書籍を半年以上販売して売り上げが80万円

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昨日の朝日新聞の夕刊に以下の記事が載っていました。

著者に無断で電子書籍化200点 三一書房が販売委託

著者に無断で電子書籍化したのはもちろんよくないことですが、それより気になったのは、約230点の書籍を大手の電子書籍販売サイトで半年以上にわたり販売していて、売り上げが約80万円だったという話。これが本当なら、あまりにも少ないですね。だから電子書籍はだめなんだと言う人がたくさん出てきそうです。

売れ筋の本が少なかったということもあるのでしょうけど、問題は大手の電子書籍販売サイトというのが、国内の会社のものばかりだったことだと思います。現在ならiTunesAppStoreで電子書籍アプリとして出せば、はるかに多く売り上げがあるでしょう。ちなみに私がプロデュースした『「スモールビジネス」成功のセオリー90!』の電子書籍アプリは、1冊で上のニュースで出てきた数字の数倍の売り上げがあります。

このままでは、アマゾンやアップルの電子書籍プラットフォームが正式に日本語に対応したら、国内で対抗できるところはなさそうですが、もっと国内の会社に、ユーザー目線で使いやすい電子書籍サイトをつくるようにがんばってほしいですね。

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