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触媒のように世の中のいろいろな人やものをつないで変化を起こしていきたいと思っています

「日常」に埋没してしまう前にしておきたいこと

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大震災から2週間が経ちました。原発の状況はまだ予断を許しませんし、放射能汚染騒ぎや計画停電などで混乱した状況は続いていますが、被災地以外の方々はだんだんと日常を取り戻しているところだと思います。数ヶ月もすれば、3月11日以前と同じ状態には戻れないにしろ、かなり落ち着いた生活を送れるようになるでしょう。日本の経済を回して復興していくためにも、早く日常生活に戻ることが大事ですが、このような非日常的な状況のときだからこそ、「日常」に埋没してしまう前に、自分の人生をじっくりと見直してみることも重要だと思います。

『三木谷会長「開幕どころじゃない」復興が最優先…楽天』という記事にも書いてありましたが、楽天の三木谷会長が、阪神淡路大震災で被災し、叔母夫婦を亡くしたことがきっかけで、銀行をやめて起業したことは有名な話です。三木谷さんも、大震災をきっかけに、自分の人生を見直してじっくり考えた結果、起業にチャレンジされたのではないかと思います。

地震で大きく揺れたときに死を意識したり、テレビで津波に街が飲み込まれる映像を見て無常感を持ったりした方も多いのではないでしょうか。このような経験をした後だからこそ、「自分にとって何が大切なのか」「自分が本当にやりたいことは何なのか」といったことを、真剣に考えられるような気がします。いつ死んでも悔いが残らないような生き方をしたいですね。

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