オルタナティブ・ブログ > technologically ill >

once a fanboy, always a fanboy ――いい歳なのに与太話はやめられない

紙メディアが本当に売れてないっぽい

»

 普段利用している駅の売店がリニューアルしたのだが、驚いたことに、それまで店頭にあった新聞・雑誌販売スタンドが無くなってしまった。

 あれあれ? と思いながら店の中に入ってみると、レジの片隅に申し訳程度の大きさの棚があり、そこに今日発売されたであろう雑誌がほんの数種類だけ置かれ、その脇に新聞を差し込む小振りのラックがある。

 その代わりと言っては変だけれど、お菓子や雑貨を並べる棚が大幅に拡張されて、ちょっとしたコンビニ状態だった。

 自分は、改札に向かう途中で、パッと見て、面白そうだから雑誌を買うという行動パターンなので、店の中に入らなければ何が売られているのかを確認できないこの状況は、非常に不便だ。一方で、駅の売店でお菓子や雑貨を買うことはほとんどないので、この売店の利用価値は著しく低くなった。

 そして、おそらく、そういう自分のような購買パターンの客を否定してしまったのが、この駅の売店の営業方針なのだろう。つまり、もはや新聞や雑誌は重たくて手間がかかる割に売れず、うま味のない商品ということなのじゃないだろうか。

 考えてみれば、ここ最近は、電車の中で新聞や雑誌を読む人の数が急激に減っている感がある。何か読んでいるとすれば、それは文庫や新書、もしくは公共図書館のマークが表紙に貼られた書籍だろう。そしてより多くの人は携帯端末(ゲームを含む)をいじっている。

 今の時代、紙メディア、特に新聞と雑誌は売れてないのだろうなと改めて実感した次第。

Comment(4)