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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

子どもをだしに。新入社員をだしに。

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連休は実家(町田市)に帰省している妹や甥っ子に逢いに(いや、金婚式老親にも顔を見せに)、私も行って参りました。

で、こどもの国(横浜市)やらサンリオ・ピューロランド(多摩市)に2歳11か月を連れて行きました。 ピューロランドの方は、女児が満ち溢れていましたが、甥っ子はまだ3歳にならず、男女の区別もよくわかっていないくらいなので、ちょうどよかったようです。「きゃーっ!」と喜んでいました。

妹も私も、キティちゃん世代(1970年代の初期の頃からの)なので、かなり燃えました。はい、萌えました。

駐車場から建物に入る道にすでにキティちゃん!

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レストランでも子ども用の椅子はキティちゃん!

Kitty

ずっとキティちゃん(ほかにもキキララとかあれやこれや←最新のはわからない(笑))を見ていると、だんだん何か買いたくなるフシギ。これぞマーケティングの力なんでしょうが・・・。 甥っ子は途中で疲れて飽きてきたものの、大人のほうがショップで物色。 私も6000円以上する巨大キティちゃんぬいぐるみの前で3分ほど逡巡した結果、「はっ!」と我に返り、買うのはやめました。アブナイ、アブナイ。

それにしてもなんですね、子ども用の施設、実は大人のほうがうんと楽しんでいるケースが多いような。先日、甥っ子との初デートで出向いた「地下鉄博物館」(葛西)では、小学生の子どもを後目に、運転シミュレータで盛り上がっているお父さんを見かけました。あれはやってみたいだろう、お父さん。わかる、わかる。

大人同士でピューロランドに行くなんてあまりなさそう。でも、一度は行ってみたい場所はたくさんある。子供の時より今のほうが説明も読めるし、意味もわかるし、子どもと異なるレベルで楽しめそう。

そんな時、子どもをだしに行ってしまう、という手もあるのかも。大人だって行ってみたい、見てみたい場所はあるから。


それで思い出しました。あるOJT担当者のお話。

「後輩(新入社員)に、『これ、わかる?』って尋ねるんです。 で、『わかりません』というと、『お、そうか、じゃこの機会に有識者のところに教えてもらいに行ってみよう。』と言い、社内のその分野の専門家のところを訪ねます。実は、自分もさほど詳しくなくて、でも、いまさら聞きにも生きづらいような分野のことを、新人をだしに『じゃあ、訊きに行こう!』と一緒に行っちゃう。後輩も学べるけど、自分も勉強になって一挙両得。 いいですよ、後輩をだしにするの。 『そうか、知らないか。じゃ、訊きに行ってみよう』って作戦、使えます(笑)』

この方は、話してみたかった社内の有識者とか訊いてみたかった専門家の説明とか、それらに接するために、後輩をだしにするんだそうです。もちろん、これは、後輩の社内人脈を広げるのにも役立つので、たんに「利用している」わけではないところがミソ。

なんとなく「ウマイなあ」と思ったエピソードです。

さて、連休後半はあまり天気に恵まれないようですが、日頃お忙しいお父さん、お母さんも少し羽を伸ばせるといいけれど。

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これはピューロランドエントランスの真上の景色です。

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