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長いIT産業の経験の甲斐も無く、成長の無いIT音痴の思いこみと勘違いのなんでもコラム

カバン歴が長くても、何にも分からない「カバンの中身・超整理法」

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「カバンの中身」と呼ばれる一見して便利そうで、「こんなん探していたぁ!」なんて、ついつい思ってしまう便利グッズがある。もう相当昔に発売開始され、既にオーナーも多い製品だ。しかし、自分が使っていた時も、余り同じ様な愛用ユーザに遭遇したことが無かったので、意外とユーザの総数はまだまだ少ないのかも知れない。

それは、こういう商品を知らないが為にまだ多くの人が愛用するに至っていないのか、それ程までに頻繁にカバンを日替わりで替える人が少ないのか、、、筆者には分からないが、カバン好きで、多くのカバンをコレクションしている人間にとって、「カバンの中身」はロジカルに好感度のポイントをゲットしていると考えられる商品だ。

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「カバンの中身」は、普段も細かな持ち物の数は多いが、同時にコレクションしているカバンも多くて、その中身を毎回移し替える面倒な作業を省力化し、且つ、移し忘れをゼロにすることをターゲットにしたアイデア商品だ。きめ細かく区切られた大小のコンパートメントが仕切り板の様なセパレータの側面に張り付いているなかなか面白い外観をしている。カバンの中身を活用すれば、トートバッグの様なモノでも、持ち物全てが底に重なって取り出しにくい、、、という最悪のシチュエーションは無くなるように思える。

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現在、販売されている商品も、基本的な「版サイズ」は何種類かに決まっているのだが、自分のカバンのサイズに合わせて、周囲を適当にハサミで切って、より最適化を図ることが出来るユーザフレンドリーな設計だ。多くの収納ポケットを備え、一見、どんな特殊なユーザにもフィットしそうなきめ細かな収納方式を提案しているが、問題は、人によっては細かすぎると感じてしまうこともあることだ。

細か過ぎるのであれば、不要なモノは使用しなければ良いのだが、存在するとついつい気になってしまうのが筆者のような貧乏人の性なのかも知れない。結局、細かないろいろなモノをあちらに入れたり、こちらに入れたり、あっちからこっちへ、こっちからあっちへ、1時間もそれをやっている内にマジに疲れ果ててしまう。

3_5 きっと商品の開発者は、独自の経験値やコンセプトでコンパートメントの存在意義を考え、ベスト・オブ・ベストなカバンの中身環境を提案してくれているとは思うのだ。しかし、本来、一人一人異なる個性的で個別のニーズのある世界を、フルオプションの世界では無く、既成商品できめ細かく提供することの難しさがあるのだろう。セパレータと個々の収納袋をベルクロテープで貼り付けて、フルカスタマイズを!なんてことも素人考えではすぐに浮かんでくるのだが、そういう発想も、すぐに破綻が生じるのは見え見えだ。

一見、簡単そうで、実は奥の深い「カバンの中身」、皆さんはどんな対策を取られているのだろうか?。筆者は、最近買った超軽量アタッシュケースの中に、最初から装備されていたモバイルPCをホールドするお節介なベルトを取り払い、整理整頓とはほど遠い、ただのコンテナ型空間に一杯モノを詰めこんで使っている。(*^_^*) これはまた近くご紹介したい。

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