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長いIT産業の経験の甲斐も無く、成長の無いIT音痴の思いこみと勘違いのなんでもコラム

国内ケータイ商売、相変わらずグレイ!?

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毎回3~4ヶ月で買い換えるケータイだが、今回は、昨年の12月の発売日当日に購入して以来、半年以上も同じケータイを使い続けている。理由は、重宝している「Anoto社のデジタルペン」(Nokia社より発売)とのBluetoothの相性が心配だからだ。

Nokia
しかし、毎日のように新しいケータイが発売される中、遂に先週くらいから、買い増しを考える様になった。本日、偶然秋葉原を通りかかったので、適当なお店で、Bluetoothのサポートされた最新のV社の902SHを見つけ、在庫にある色で妥協し、いざ購入手続きとなった。
902SHは、安いところでは、0円~9900円、一般的には10000円~23000円が秋葉原平均相場のようだ。しかし、実際には9900円以下の店は実在庫はゼロで、入荷も未定。購入するなら10000円以上のお店で買うことになる。
契約の段になって、店員さんから謎の「ハッピーボーナス契約」で、より月額経費が安くなります!ということを聞かされた。しかし、詳しく聞くと、なんと、「2年間の長期契約」だという。そんなに長く使う予定は無いことを伝えると、ハッピーボーナス契約が前提でないと、「当店では販売できない」という。何軒か回っても、どこも答えは同じ、もちろん、「ハッピーボーナス契約」のみの販売理由は全ての店員さん、勝手なことを言うか、疑問ももっていない。
やっと、何件目かのある女性の店員さんが、「V社の直営店なら短期契約も可能ですよ!」と教えてくれる。早速、末広町方面に向かい、V社のそのお店で聞くと、その通り、ただし、同じケータイが34000円の販売価格。
結局のところ、普通の街の販売店で、「ペナルティを支払う覚悟で購入する」のが最も経済的となる。記憶では、少し前まで、長期契約の期間は約1年、ペナルティも5000円くらいであったが、明らかにその両方が拡大しているのが現実だ。ケータイビジネスの厳しさが垣間見える。(過去、毎回、ペナルティを支払っていた筆者の記憶が正しければ。。。(^。=)
日本で手に持てる携帯電話が現れた頃から使っている筆者、別にケータイ電話のビジネスモデルを知らないわけではないが、やはりこのビジネスどこかおかしい

毎月の様に、コンペの存在をちらつかせながら、休むことなくエグいキックバックを要求する販売店と、製品コストをキープするビジネスモデルのジャングルの中で、日夜、「エクセルのワークシート」と格闘しているマーケティングや販売店管理等の人達の苦労は手に取るように分かるが、やはりどこかこのビジネスはおかしい!。
高々10000円のペナルティを支払うことは、別に厭わないが、どうも釈然としない。しばらくは、このNokia純正の革を被ったV社の702NKを使い続けるか、海外で発売されている「デザインコンシャスなWCDMAケータイ」を国内に持ち込み、今のSIMカードをぶち込んで使うか、ボーダーレスワールドの生活の知恵を働かせよう。いったん掛け違ったボタンを戻そうとするケータイ企業は無いのか?。

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