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経営コンサルタント 中津山 恒の日常ーいつの間にやらガジェットがいっぱい

電子書籍「通訳ガイドのインバウンドマーケティング」を出版しました

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去る8月11日、電子書籍「通訳ガイドのインバウンドマーケティングインターネットによる新しい集客法」を発売しました。

表紙

本書のテーマは、通訳ガイドが主体的にビジネスを行う方法です。大きなコストをかけることなく、自ら集客することを目標としています。

タイトルにある「インバウンドマーケティング」は、本書では掛詞(かけことば)になっています。ひとつは、インバウンド(訪日観光旅行)ビジネスに関わる立場でのマーケティングです。もうひとつは、広告を中心として顧客にアプローチするアウトバウンドマーケティングとは対極にある、ホームページ(ウェブサイト)を中心として顧客からアプローチしてもらうインバウンドマーケティングです。

「通訳案内士」でなく「通訳ガイド」としているのは、通訳案内士法に基づくガイドに加え、地域限定ガイド等を含む他の「通訳ガイド」の皆さんを対象としているからです。

本書は、筆者の主催で不定期に開催している「通訳案内士向けHP制作セミナー」に基づき、内容を大幅に増補したものです。

一般的にはホームページ制作の手順を詳しく解説していると思いますが、本書では作業面を思い切って省き、マーケティングに注力しています。セミナーでは、Zoho SitesやJimdoといったWebサイト構築サービスを利用し、実際に手を動かしてホームページ制作作業をしていただいていますが、Webサイト構築サービスは頻繁に変わるため書籍化には馴染まないと考えています。また、制作作業の詳細にあまり立ち入ってしまうと、より重要なマーケティングの視点が埋没し、読者の皆様の理解が進まないと考えました。通訳ガイドにはITが極端に苦手な方が多いので、その点も考慮しました。

本書は、これまで都合が合わずにセミナーに参加できなかった方や、セミナーに参加した方で、内容が易しすぎる或いは難しすぎるとお感じになった方にもお勧めします。また、通訳ガイドに馴染みのなかった方にも、ビジネス環境を含めてインバウンドビジネスの一端を考えていただける一冊になっていると思います。

前作の電子書籍「働きながら、半年間の独学で合格!中小企業診断士試験「反常識」勉強法」と同様、本書もレビューいただいて改善することができました。レビューにご協力いただいた皆様には、この場をお借りして御礼申し上げます。(お名前と貢献の具体的な内容については、本書の謝辞で述べています。)

<目次>

まえがき

第一章 はじめに
  二つのインバウンドマーケティング/通訳案内士というビジネス/
  本書の内容/おことわり
第二章 通訳案内士を取り巻く環境の変化
  訪日観光客が増加し続ける
    訪日観光客の状況/少子高齢化とものづくりの変化/円安の進行/
    LCCの増加/ビザの緩和/豊富な観光資源
  規制緩和が進む
    地域限定ガイド/特例ガイド/特区ガイド/通訳案内士試験の易化/
    試験制度の見直しは必至
  インフラ整備が進む
    ガイドブックの電子書籍化/無料WiFiの増加/
    訪日観光客への情報提供/インターネットサービスの増加
第三章 インバウンドマーケティング
  ホームページによる集客状況はどうか/通訳ガイドのホームページを見てみよう/
  現状の分析/こんなホームページを作ろう
第四章 提供するサービスを考える
  戦略を考える/自分のウリは何か/提供するサービスは自分の強みから考える/
  法令遵守に留意
第五章 独自ドメインの重要性
  ドメインの重要性/ドメインとIPアドレス/メールアドレスとドメイン/
  ドメインがもつ信用力/いろいろあるドメイン/ドメインを購入する
第六章 コンテンツ制作
  トップページ/サービスメニュー/ギャラリー/ブログ/お問い合わせ/
  支払いについて
第七章 ホームページの内製と外注を考える
  ウェブサイト構築サービス/クラウドソーシング/ホームページの構築と運用
おわりに
謝辞
著者紹介

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