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経営コンサルタント 中津山 恒の日常ーいつの間にやらガジェットがいっぱい

ノマドと言わなくなった気がしませんか

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 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 先週は自宅で仕事していたので、平河町ライブラリーに来たのは12月27日以来です。ここにいると、職場に来ているという感覚があります。

 さて、先日手に取ったある本に「東日本大震災(2011年3月11日)以来、働き方が変わってきた。2011年後半頃から『ノマド』という言葉をよく耳にするようになった」と書かれていました。しかし、最近はあまり「ノマド(ワーカー)」という言葉を耳にしなくなった感覚がありますが、

 Googleトレンドで見てみると、2012年4月にピークを迎えています。これを100とすると、2013年後半からは25前後で安定しています。震災直前の2011年1月と2月が22ですから、ここ1年半ほどは震災前の水準に戻っていると言ってよいでしょう。調べてみて、自分の感覚に少し裏付けが取れたような気がします。

 ただ、ノマドと言わなくなったのは、それが当たり前のこととして定着してきたからだと思います。これは「オブジェクト指向」という用語を見聞きしなくなったのと同じ事情のように思います。ためしにGoogleトレンドで見てみると、2004年4月を100として、現在は10前後になっています。

 筆者は、外出時にはいつもMacBook Airとガジェットを持ち歩いています。MacBook AirにはDisplayPortしかなく、VGAアダプタとHDMIアダプタも携帯しているため、他のケーブル類も含めて結構な嵩(かさ)と重さです。しかし、いつどこで何があるかわからないので、やむを得ません。ときには、駅のベンチなどで仕事をすることもあります。

 そういう覚悟はあっても、やはり都内に拠点があるのは便利なものです。カフェやファミリーレストランなどでも仕事ができますが、長時間いるのは気が引けます。とくに混雑時の長居はお店の迷惑になります。トイレに立つのも、一人の場合は所持品の問題があるので結構困っています。

 10年ほど前に「たとえばコンビニがオフィスになる」というCMがありましたが、ノマドワーカーとなった筆者にも、やはり拠点は必要だと思う今日この頃です。

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