シンプルなFeedリーダーを作ります、というちょっとした宣言
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modiphiブランドで、Feedリーダーを作ることにした、とは前回のエントリーで書いた通り。
■ 過去3度のFeedリーダー作り
実は僕がFeedリーダーをプロデュースするのは4回目になる。
最初は日立時代のSonarという、社内専用の、セマンティックイントラネット構想の中核として考えたFeedリーダーを作った(プログラマーはわずか一人。優秀な人間が作ると、人月計算なんてまったく意味がなくなるということだ)。
次は、cybozu.netの初期バージョンとして。Feedリーダーというよりも、Feedリーダーをベーストしたビジネスポータルを作ろうとした。
残念ながら諸処の事情でこのトライアルは中断してしまったので、再度挑戦したのがfeedpath。基本的な設計方針は最初のSonarから変わらず、時間の経過やRSS自体の普及につれて、仕様は変化したものの、大量のデータをなるべく一気に読めて、さくさく動くシンプルなリーダーでなくてはならない、という方針は一貫して持ち続けた。
ポルシェはいまやいろんなパッケージ(シャシーやエンジン形式、エンジンマウントの方法など)の車を作っているが、創業当時からこだわってきたのは911だろう。911とは、空冷6気筒エンジン(いまはもう水冷だが)をリアに積んで、後輪を動かす(今はこれも4WDになったが)、といういわゆるRRドライブというパッケージだ。これにターボをつけると、僕らがよく知るポルシェ・ターボとなる。ポルシェファンの黄金律であり、他のパッケージでの車を作ろうが、ポルシェ イコール 911だ、と言っても過言ではないだろう。
僕にとってはSonar > cybozu.net > feedpathまで、一貫して採用してきたスタイルは、911と同じで、僕が考える理想のFeedリーダー(もしくはFeedを取り扱うためのWebアプリケーション)パッケージだったのである。具体的には以下のようなスペックだ。
僕のFeedリーダーの設計方針としては、Feedリーダー側に読むべき記事の選定を任せてしまう、フィードシャッフル機能を実現することだったのだ。
■ 新しいパッケージの開発へ
今回、僕は限られた予算の中で、新しいFeedリーダーを改めてリリースすることに決めた。ほんと、いまさら、と思う。
ただ、僕にとって911にも等しい、黄金律を捨てて、新しいパッケージを使ってFeedリーダーを作る。大量のデータをなるべく負荷なく読めるようにする、ということでは変わりはない。
基本的な考えはこうだ。
過去の経験を踏襲している部分もあるが、これまでの僕の「911」 ではなく、新しい考え方のもとにFeedリーダーを作る。
Googleリーダーをいまは使っている僕であるが、正直全く満足できない。新着情報、更新情報をとにかくカンタンに読む。時間を節約しつつ、効率的に欲しい情報を得る。こんなささやかな希望をかなえるために、やっぱり自分でトライすることにした。
現存するFeedリーダーをお使いのユーザーの皆様には、これでFeedリーダーと言えるの?とだめだしをくらうかもしれないが、ある意味画期的なアイデアであると密かに思っているので、ぜひとりあえずツッこむ準備をしながら(笑)お待ちいただければ幸いです。
OPMLなど、現在のFeedリーダーからの移行措置や、高機能なリーダーであれば当然ついてるよね、という機能については、最初のバージョンではなかなか実装できないかもしれないと思うが、限られた時間と限られた予算の中で、考えに考えた優先順位のもと、まずはこんな感じ、というものを早めにだすつもりだ。
ご期待?ください。
■ 過去3度のFeedリーダー作り
実は僕がFeedリーダーをプロデュースするのは4回目になる。
最初は日立時代のSonarという、社内専用の、セマンティックイントラネット構想の中核として考えたFeedリーダーを作った(プログラマーはわずか一人。優秀な人間が作ると、人月計算なんてまったく意味がなくなるということだ)。
次は、cybozu.netの初期バージョンとして。Feedリーダーというよりも、Feedリーダーをベーストしたビジネスポータルを作ろうとした。
残念ながら諸処の事情でこのトライアルは中断してしまったので、再度挑戦したのがfeedpath。基本的な設計方針は最初のSonarから変わらず、時間の経過やRSS自体の普及につれて、仕様は変化したものの、大量のデータをなるべく一気に読めて、さくさく動くシンプルなリーダーでなくてはならない、という方針は一貫して持ち続けた。
ポルシェはいまやいろんなパッケージ(シャシーやエンジン形式、エンジンマウントの方法など)の車を作っているが、創業当時からこだわってきたのは911だろう。911とは、空冷6気筒エンジン(いまはもう水冷だが)をリアに積んで、後輪を動かす(今はこれも4WDになったが)、といういわゆるRRドライブというパッケージだ。これにターボをつけると、僕らがよく知るポルシェ・ターボとなる。ポルシェファンの黄金律であり、他のパッケージでの車を作ろうが、ポルシェ イコール 911だ、と言っても過言ではないだろう。
僕にとってはSonar > cybozu.net > feedpathまで、一貫して採用してきたスタイルは、911と同じで、僕が考える理想のFeedリーダー(もしくはFeedを取り扱うためのWebアプリケーション)パッケージだったのである。具体的には以下のようなスペックだ。
- ジャバラ形式で本文を読める
- 未既読管理を動的に行う
- アイコンなど極力使わず、記事に集中できるようにする。
- 内容毎にフォルダ分けして、まとめ読みさせる。
- Feedのソース(Blogなど)を意識させず、時系列やカテゴリ別などによってまとめて読ませる
- (特にfeedpathで)サイドバーのフォルダの位置を固定せず、新着がある順に動的に上位に移動させる
僕のFeedリーダーの設計方針としては、Feedリーダー側に読むべき記事の選定を任せてしまう、フィードシャッフル機能を実現することだったのだ。
■ 新しいパッケージの開発へ
今回、僕は限られた予算の中で、新しいFeedリーダーを改めてリリースすることに決めた。ほんと、いまさら、と思う。
ただ、僕にとって911にも等しい、黄金律を捨てて、新しいパッケージを使ってFeedリーダーを作る。大量のデータをなるべく負荷なく読めるようにする、ということでは変わりはない。
基本的な考えはこうだ。
- ジャバラ形式ではない
- 未既読管理をしない(負荷が大きすぎて今の僕の環境では無理、ということもある)
- フォルダ分けをしない
- 新着順にとにかく全てを見せる
- ページ遷移をしない
- 視線を惑わすような色やアイコンや意味のない画像は置かない
- 記事を読むためのクリック数を極端に減らす
過去の経験を踏襲している部分もあるが、これまでの僕の「911」 ではなく、新しい考え方のもとにFeedリーダーを作る。
Googleリーダーをいまは使っている僕であるが、正直全く満足できない。新着情報、更新情報をとにかくカンタンに読む。時間を節約しつつ、効率的に欲しい情報を得る。こんなささやかな希望をかなえるために、やっぱり自分でトライすることにした。
現存するFeedリーダーをお使いのユーザーの皆様には、これでFeedリーダーと言えるの?とだめだしをくらうかもしれないが、ある意味画期的なアイデアであると密かに思っているので、ぜひとりあえずツッこむ準備をしながら(笑)お待ちいただければ幸いです。
OPMLなど、現在のFeedリーダーからの移行措置や、高機能なリーダーであれば当然ついてるよね、という機能については、最初のバージョンではなかなか実装できないかもしれないと思うが、限られた時間と限られた予算の中で、考えに考えた優先順位のもと、まずはこんな感じ、というものを早めにだすつもりだ。
ご期待?ください。
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