Blogを書くということは、シンプルな操作でありながら高度なWebサイトを簡単にリリースできるということだ。
Six Apartの関さんが、BlogがWeb2.0(というWebの進化のトレンド)に果たしている役目について、「Web上で情報を受け取る側の人=閲覧者は、ブラウザを使えば簡単且つ低コストで見ることができるが、今までのWebでは情報を発信する側は手間とコストをかけざるをえなかった。Blogというものは、その手間とコストをかけずに簡単に情報発信ができる。この簡単さが、Webを変えるツールとしてインパクトなんです」と話されていた。
関さんいわく、Blogは何も特別なものではなく、Webを作る人が、こういうふうに作ったらSEO的にもいいし、メンテもしやすいよね、と考えてきた作り方のノウハウを、ぎゅっと凝縮して、それを簡単に行うことができること自体が優れている、ということだ。
高度なWebサイト、という意味は、内容が高度であったりデザインが良いという意味ではなく、データとしてきちんと構造的に組み立てられているということで、ある意味、大量生産型のプレハブ(PRE-FABRICATED)住宅のようなものである。プレハブ住宅にすみたい!という人はなかなかいないとは思うが、誰が作ってもほぼ同じできで、耐震強度も予めちゃんと設計されているわけだから、コストを下げて品質を保つ上ではいい。ただ、人間には嗜好があって、他の人と同じ家ではイヤだと思うから、どうしてもカスタマイズが必要になる。でも、カスタマイズをすればそれだけのコストがかかってしまうわけだ。
だから、最近ではプレハブでありながら、デザイン性を加味して、パーツの組み合わせを増やして、既製品でありながら、自分好みにカスタマイズすることも簡単にできる住宅販売が増えているとのことだ。
Blogはプレハブ住宅に似ている、と思う。
つまり、誰でも使えるパーツ、予めある程度作られているパーツを組み合わせて、Webサイトを作ることができるという点がいい。デザインにも凝ることはできるが、それはそこそこにしておいて、プレハブ住宅が「安全に、快適に住む」という機能を優先しているように、Blogも定期的に更新しやすくて、書いたコンテンツが人に読まれやすい、という機能を優先している。
デザインに凝る、レイアウトをきれいにするということは大事なことであるが、Webのデータ構造そのものを「整理」することは重要であり、それを無意識のうちに多くの人が行っていくという事実が、Blogの普及による素晴らしい副産物であると思うのである。
++ ちなみに、feedpathでBlogエディタをリリースしているが、そのために日本中(+世界)のBlogやSNSサービスのAPIなどをいろいろ調査してみたのだが、Movable TypeとTypePadは、本当にオープン性を大事にしているとつくづく思った。ミナとベンという創業者の爽やかさを、関さんや平田さんをはじめとするSix Apart KKのメンバー全員がきれいにローカライズしていることに、賞賛を贈りたいと思う。
Special
- PR -| ShowZEE | 2006/05/14 01:49 |
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いつも楽しく拝見させていただいております。 WWWの生みの親、ティム・バーナーズ=リー氏は、 見る方も書く方も同じくらいWebに関わることによって、Webそのもののポテンシャルが発揮されるということだと解釈しております。 そういう意味で、ブログというツールの登場の意味は、Webの世界がやっと「当初リー氏が期待していた」状態になった、と考えております。 ところで、Web2.0というワードは、何か新しい世界の到来を期待させる響きがありますが、そもそもWebでできることを考えれば、その許容する範囲内だったりします。 Web2.0とは何か、また新しいサービスができないか考える上で、 「Webによってできること、そうじゃないこと」 を基本から考えることが、Web2.0時代の近道だったりするのではないでしょうか。 | |
| hiro ogawa | 2006/05/14 10:02 |
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>ShowZEEさん | |
| すぎじい | 2006/05/15 12:23 |
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プレハブ住宅とBlogの対比は面白いと思いました。そう考えれば、かつての自動車と、もしかしたら同じかもしれません。 自動車メーカーが何十年もかかってやってきた、車体や部品の共通化と同じようなことが現在、Blogなどのツールがインターネットでやっているんだなあと思います。自動車を買う際のパーツ選びや、カスタマイズはまさしくBlogに対して行われていることと一緒ですよね。基本はあくまで道具ですが、人によってライフスタイルそのものに昇華してますしね。 その意味ではBlogツールの進化やらWeb2.0の意味は、インターネットを本当の意味で大衆化しているのかもしれません。 | |
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- Blogのいいところ(Blackbear Press)
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