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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

広島東洋カープの優勝には

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プロ野球を見ることは殆どないが、カープの優勝は嬉しく思う。

広島は「地域密着型」 

Jリーグの理念である「地域密着」をプロ野球で、はるか前に体現していた。今でこそ、プロスポーツの成功は「地元」にあると理解したチームが、地元を大事にしているが、広島は初めからそうだった。

ユニホームに企業名が入ってないのもいい。選手を育成して猛練習を通して勝負していくチーム。そんなチームには選手にも愛着があるのだろう。

ヤンキースで20億を提示された黒田投手が「最後に骨を埋めるのはここ」と戻ってきた。その黒田投手と同じように戻ってきた新井選手。そこにあるのは広島愛・地元愛か。自分を育ててくれFAで送り出してくれた球団と地域への恩返し。

地域が組織の存立基盤。学校もプロスポーツもそれは同じ。

生徒と一緒に「地域のために何かできることはないか」と考え活動してきた。

町内会の独居老人宅の除雪や、学校祭の花火の規模を拡大して地区の名物イベントにしたり。認知症サポーターの資格を生徒に持たせ、地域貢献をしてきた。

町内会の人たちは野球の応援に球場まで来てくれた。勝つと本当に喜んでくれた。

地域とのつながり。本当に大事。

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