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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

出来ない理由を沢山持っている人、諦めない理由を沢山持っている人

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おはようございます。

すっかり日の出が早くなって、始発めざし徒歩もすっかり明るいです。

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今朝は、先日の展示会の感想を中心に。人は成功体験を通じて、諦めなくなるのだと思います。

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先週の金曜日、三日に渡った展示会の最終日です。展示会場にいるスタッフからメールがあります。

ブログ読者やオルタナブロガーの方々ら、数名がいらしてくれたとのことです。

さらには、東レの方々が差し入れを持ってくれたと。その人はe-Janの一番辛い時期に監査役をしてくれていた方です。「ここまでこれてよかったね」の無言の思いが伝わり感激しました。

そして、先日のブログで上げた『夢想のススメ、「あきらめない理由を多く持っている人が成功している」』でご意見をくれた方から、さらにメールをいただきました。

皆さん、商売抜きに応援してくれているのです!ありがたいですね。(T^T)

以下引用==>

先日は「男たちのクレド」のコメントを朝メールへの引用で恐縮でした。年寄りのコメントが成長期待のベンチャー企業のメールに記載されていささか面映い思いがします。

いつも「出来ない理由を沢山持っている」者の成長期待度をゼロとすれば「諦めない理由を沢山持っている」人の成功への期待度はその対極です。

今日は新橋から”ゆりかもめ”で11:40頃最寄駅を下車、CACHATTOの展示場では丁度12:15からのプレゼンテーションが始まったところでした。

30代中心に20名余りの来場者に対しプレゼンテーションは非常に明快で判りやすく2-3人ほど熱心にメモをとっていました。そのあとのデモンストレーションも丁寧でした。私ひとり飛び離れて高齢者でしたが女子社員が親切にそっとカタログを持ってきてくれました。気配りに感謝です。

午後1時ごろビッグサイトから最寄駅に向かいましたが昼前を大幅に上回る来場者の流れで最終日の展示場は午後もっと盛況だったことでしょう。

CACHATTOへの来場者の何人かが来週所属する企業に出社してCACHATTO採用のメリットなどを記載した企画提案書が作成されること期待です。

<==以上引用終わり

ビックリしました。

78歳の方です。わざわざ展示を見に来てくれたのです。そして、「そっとカタログを渡した気配り」のあたり、まさに、普段から自分が嬉しく思っているうちの会社の特質が出ていると思いました。ちゃんと5000円払わずに無料で入場できたかが心配なのですが、なんとも嬉しく思いました。

そして、営業経験が豊富なKさんのDR(Daily report:日報)にある文面が今回の反響を物語っています。

以下引用==>

EXPOはフォローウィンドを強く感じました。

プレゼンコーナーでは呼び込みをせずともお客様が立ち止まるなど並みのエネルギーではないですぞ!景品もなし、コンパニオンなしでですからね・・・。

最終日のSさん、SKさん、Kさんたちの嬉しそうな接客も一体感を感じられて嬉しくなりました。こんな展示会は中々無いですよ。あと、Hot件数次第で大成功と言えるのでは。

<==以上引用終わり

確かに、うちは景品もコンパニオンもなかったです。
(明るいスタッフによる親切な説明はありましたが!)

製品に勢いが出てきたとでもいうのでしょうか。
今回のシンプルなメッセージが届いたとでもいうのでしょうか。

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実は10年半前に一度、しっちゃかめっちゃかな展示をしたことがあるのですね。ヤードスティックを配って大盛況だったのですが、景品欲しさの人たちだけがやってきていました。あれはノーカウントだったとして、昨年の情報セキュリティEXPOへの出展が正式な単独出展した第一号でしょう。

実はそれを、人一倍喜んでくれていた人がいました。

川上桂(かつら)さんです。創業前から様々なアドバイスをいただいていた方です。ただ、同時に展示内容を叱られました。

「何ができるものなのか、メッセージがはっきりしていない。
  すぐに看板を手直しした方がいいです。」と。

急いでサイド看板を用意するなど手直しをしたのですが、時すでに遅し。いまいち盛り上がらない展示となってしまいました。

そして、川上さんとお会いしたのはその展示会が最後だったのです。

だから、今年の展示は、徹底的に分かりやすいものにしたかった。準備の会議中、声を荒げてしまったりしました。それだけ、必ずいいものにしたいと、川上さんに恥ずかしくないものにしたいと、そんな焦りがあったのです。ごめんなさいね。

今年の姿を見てもらって、ほめてもらいたった。と。
心でそう思っていたら涙が出てきてしまいました。。いかんいかん。

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こういった成功体験を皆で積むことができて本当に嬉しいです。

「出来ない理由を沢山持っている」人たちの集団になるのではなく、「諦めない理由を沢山持っている」人たちの集団であること。ここに一歩一歩近づいてますから。人は成功体験を通じて、諦めなくなるのだと思います。

将来への手ごたえ、お客様たちからの期待も肌で感じることがきました。この状況にあること自体を感謝するとともに、お客様に「それe-Jan」と言ってもらい続けることで、さらに発展し続けます!

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