ダンセイ限界を超えてジンセイ破壊された??
★ストレスによる問題は、その対処の限界を超えるとジンセイが破壊されたりします。3万人を例年越えているという自殺者、そんな選択肢は取りたくない、取らせたくない、切実に思います。
【朝メール】20080922より__
===ほぼ毎朝エッセー===
□□ストレス
あるコラムにあったストレスということについて面白い記述がありました。ストレスと一言で言ってもそこには大きく4つのカテゴリーがあるのだというのです。それを混同して使ってしまうのでよく表現が混乱するのだそうです。
その4つは、ストレッサー、ストレス状態、ストレス耐性、ストレス症状だそうです。ストレッサーというのはストレス要因、その原因となるもの。それを受けてストレス状態となるそうです。そしてそのストレス状態を耐える能力がストレス耐性、耐え切れなくなったところでストレス症状を起こすのだとか。
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分かったような気分にはなるのですが、どうもイメージとぴったり合いません。それで少し考えてみました。
『応力ひずみ』曲線というものがあります。ものの硬さを測定するためのものです。英語ではstress-strain curveと表現します。stressが応力、strainがひずみという意味です。
力をある物に与えて、そのときに生じるひずみを測定して、その力の量とひずみの量とをグラフにプロットするのです。そしてそのグラフから、どれだけその物が変形しづらいかということが分かるわけです。なぜだか、横軸に与えたひずみ、縦軸にそのときに与えた力をプロットするのが一般的です。『ひずみ応力』曲線と言った方がいいかもしれません。
例えば豆腐を押すと軽い力で沢山変形しますよね。破壊しない程度まで押します。グラフは寝たものになります。そして同じような形のタッパーを押せば、変形は少ないです。グラフは立ったものになります。
そのグラフの傾きをヤング率といって、ものの変形しづらさを測定する尺度にしています。ポイントは破壊してしまってはいけないので、元の形に戻るまでの変形量程度で硬さを表現します。壊れないで元に戻るまで、ひずみの領域を「弾性限界」と言ったりします。豆腐がぐしゃりと崩れてしまうのは「弾性限界を超えて靭性破壊された」などと表現ます。「ダンセイ限界を超えてジンセイ破壊された」と読みます。
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4つの現象を応力ひずみ曲線で考えてみます。
ストレッサーが応力、そして弾性限界の中でのひずみがストレス状態、ストレイン状態と言った方が適切でしょう。そしてストレス耐性はグラフの傾きを現して、どれだけストレッサーに対してストレインが少なくいられるかという意味と、弾性限界を超えて破壊が始まる臨界点とを示すのでしょう。壊れてしまった状態がストレス症状ということです。
かえって分かりづらいですか?すみません。
どちらにせよ、弾性限界の中で応力を受けていることが大切だということです。仕事はその範囲の中で実施するのがいいです。仕事仕事と自分を犠牲にして破壊しても「馬鹿なやつ」と言われて終わりです。自分のヤング率と弾性限界がどこにあるかを考えながら、破壊にならない加重を自分にかける、そんなことがコントロールされたいい負荷ということになるのでしょう。
それにしてもヤング率だのダンセイ限界だのジンセイ破壊だの、不思議な言葉がありますね。理系用語は。。
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