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【速報】2009年11月スマートフォン利用統計が発表。iPhone成長率では日本が世界でトップ,Droidが大躍進ほか

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携帯広告配信サービスでトップシェアのAdmobから,恒例の2009年11月データが発表された。
(このデータはあくまでAdmobネットワークにより広告配信しているサービスからの情報分析のため,正確に全世界のスマートフォン・トラフィックを測定しているわけではない点には注意しておきたい)

まず2009年11月ワールドワイドのスマートフォンのインターネット・トラフィック状況(Request)シェアからみてみよう。

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スマートフォンのインターネット・トラフィックでは,メーカー別でもOS別でもiPhone/iPodTouchが54%と過半以上となっているのが際立っている。iPhone/iPodTouchの累積出荷台数は2009年9月末時点で推定5700万台と見られていたが,2009年12月末には7800万台と予測されるなどその伸びはさらに加速しており,現時点で他社を圧倒している。

ただしOSベースで見た場合,Androidが急成長を続けており,SymbianOSを急追しているのも特徴的だ。

続いて機種別のトップ10を見てみよう。

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前月比でiPhoneが4.4%,iPodTouchが1.8%と伸ばしているのが目立つほか,11月6日に発表された最強Android機Droidが初登場で5位に入っており,いよいよ iPhone vs Android の様相が強まってきた。

Android機だけを抽出して,2009年1月~11月までで見たのが次のグラフだ。

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それまで圧倒的だったのが HTC Dreamだったが,Droidの登場でシェアを食われたようだ。ただAndroid機全体の伸びも著しく,来年1月と噂されるGoogle Phone(Nexus One)の登場でiPhone追撃の勢いはさらに加速する可能性が高い。

最強のiPhoneキラー"Droid"。初週は絶好調で推定販売台数25万台か。iPhoneと比較すると? (2009/11/15)

ちなみに,Android機は現在米国でのシェアが圧倒的に高く,Admobネットワークにおいては全世界の88%を占めているが,iPhoneは世界的に浸透しはじめている。次の図は,iPhone/iPodTouchの国別のシェアと成長率をあらわしたものだ。

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2009年1月から11月までの間で,世界で最もユーザー数成長率が高いのは実は日本だ。全体の日本トラフィック・シェアは3%に過ぎないが,11ヶ月で350%近くユーザーが伸びており,iPhone熱が今年に入って急速に高まっているのが数字にあらわれた形となった。

ほぼ同時期(2009年12月10日)にインプレスから発表されたスマートフォン国内調査でも同様の傾向が見て取れる。

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この調査ではiPodTouchは統計対象外だが,iPhoneだけで全体の46%を占め,いわゆる国内独自仕様系は残念ながら大きくシェアを落とした。

これらiPhone/Androidの流れに加えて,VoIPの普及,音声認識入力の標準化などモバイルを取り巻く環境変化・技術進化は著しいものがある。ガラパゴスといわれて久しい日本の携帯業界に大きなパラダイムシフトが迫りつつある予兆ともとれるだろう。

 
【参考記事】
アプリが早くも2万本を超えたAndroid。iPhoneとの多面的な比較分析 (2009/12/17) 
2009年Q3スマートフォン出荷台数は4300万台。iPhoneの順位と出荷トレンドは? (2009/11/08)

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