日本でもFacebookが急成長。そろそろプロモーション活用できる規模に
日本ではTwitterが先行しているが,Facebookもmixi(PC版)の20%程度のサイズになってきた。
来年1月には,世界発の海外支社が日本にできる。そろそろFacebookに注目しておいても損はないだろう。
で,まず Google Ad Plannerで最新媒体特性を見ると次の通り。
(ユーザー属性などはmixi公式発表数字と大きく隔たりがあるので参考にならない)
例えば2009年10月の主要指標で比較すると,
- 月間ユニーク訪問者で mixi 1200万人に対して,Facebookは240万人
- 月間ページビューで mixi 59億PVに対して,Facebookは4.5億PV
- 月間平均訪問回数で,mixi27回に対して,Facebookは12回
ただしこれはPCのみで携帯は含まれていないのでご注意を。
mixiユーザーは20代F1層を中心とした一般コンシューマが多いのに対して,日本におけるFacebookはアーリーアダプターがほとんどで,ウェブ系,マーケティング系,外資系のビジネスパーソンが多くを占めていると予想される。したがってターゲットされた分野であればFacebookの媒体利用価値はあるだろう。
ちなみにFacebookをソーシャルメディアとして利用する場合,キーになるのがアプリとともにファンページだ。こちらに関しても最新情報があるので紹介しておこう。
Facebookには現在60万のファンページがあるが,上図はそのカテゴリをあらわしたもの。非常に満遍なく多様な用途で利用されていることがわかる。ファンページは,通常の友達関係ではなく,ファン関係(一方的な支持。Twitterで言うフォロワー)でユーザーとは結ばれる。
このユーザー数で60万ページを分類すると次のようになる。
1000人に達しているのは全体の23%,10000万人が4%となっている。
ちなみに企業系で最大なのは,Starbucksの510万人だ。Twitterがフロー系のソーシャルメディアなのに対して,Facebookはストック系だ。プロモーションで活用する際にはその特徴を生かしたアイディアがキーとなってくる。
米国の最新成功事例をいくつかピックアップしておこう。
・ LADY GAGAに学ぶソーシャルメディア活用の最前線 (2009/11/22)
・ コカコーラが挑む世界最大級ソーシャルメディア・キャンペーン。その全貌と狙いを探る (2009/11/20)
・ 【最新事例研究】200万人を繋いだ!HONDAのソーシャルメディア・プロモーション (2009/10/26)
【追記】
文末のフロー/ストックについて補足してほしいとのリクエストいただきましたので追記いたします。顧客との一時的な交流や情報配信をする場合はtwitterなどのフロー系(ながす系),顧客をコミュニティにキープし長期的なリレーションを築く目的の場合はFacebookなどのストック系(ためる系)が向いているという意味で使用しています。
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こちらもよろしければどうぞ。 『Twitterマーケティング 消費者との絆が深まるつぶやきのルール』