世界の勝ち組メガSNS。その機能や特長をまとめてみました
さてここで,世界のメガSNSの特長をみてみよう。
■第1位 Facebook
一人勝ちに近く,倍々ゲームで会員数およびアクセス数を増加させ,2009年4月に会員は2億人に達した。勝因は真っ先にAPIをオープン化し,アプリケーション・プロバイダーが大挙押し寄せ,Facebookを単なるSNSから,あらゆるコンテンツが揃っているSocialWebワールドに進化させたこと。GoogleがリードするOpenSocial(MicrosoftがFacebookに資本参加した直後に出した対抗策)で他のSNSも追撃するが,ユーザーとアプリ業者を囲い込んだ先行優位性は当分揺るぎそうにない。ただし悩みの種はある。Facebookに対抗してオープン化を進めるgoogleの脅威と広告収入の伸び悩みだ。
■第2位 MySpace
Friendsterを一気に抜き去り,2006年から2008年まで,約3年間世界最大のSNSを誇ったMySpaceだが,ここのところFacebookの勢いに圧倒されている。音楽系からスタートしただけに,4大レーベルと提携し無料音楽ストリーミング配信しているMySpace Musicに強み(収益性は大変危険に見える)を持つ。アプリケーション・プラットフォーム争いではOpenSocialを採用しgoogle陣営と見られたが,データベースのプラットフォーム化において,FacebookとGoogleに先駆け,Yahoo,eBay,Twitter等と提携した Data Availability を発表し,第3勢力となった。MySpaceの命運はこの流れにかかっているかも知れない。
■第3位 Hi5
■第4位 Friendster
■第5位 Orkut
■第6位 Bebo
■第7位 Imeem
月間ユニークユーザー数で言うと,Facebook 200百万: MySpace 100百万: Hi5からImeemは 各20-30百万 といった比率である。Hi5は全世界に比較的均等に普及しているSNSで,ゲームコンテンツが非常に充実している。Friendsterは米国からアジアに軸足をうつすことで復活した。Orkutはブラジルとインドで圧倒的なシェアを持つGoogle傘下のSNS。Beboは欧州を基盤としAOLが資産参加しているため音楽系が強い。Imeemは無料音楽ストリーミングを武器に急成長しているSNSだが,音楽レーベルからの徴収で経営危機に陥っているとの情報もある。
これら3位から7位のSNSの伸びをグラフで見てみよう。
今回は,世界のメガSNSの特長を簡単に紹介した。
より詳しい比較表はこちらを参照してほしい。
資本,普及度,オープン化対応,コンテンツ,アプリベスト3,その他特長をまとめている。
当社ホワイトペーパからの抜粋 (さらに詳しい情報は こちら へ)