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芸能関係者が使うべき4つのFacebookマーケティング手法

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欧米の芸能界では「活気に満ちたファンのいるFacebookページ」の形成が、成功に不可欠であることはもはや常識となっている。しかしどんな人気タレントであっても、ただページを作って適当なコンテンツを貼っておけば良いというものではない。そこでMashableの記事を参考に、芸能関係者がFacebookで更に成功するための、4つの方法を紹介したい。

 

1. 質問やファン投票、クイズを活用してファンを引き込む

Facebookでなにか投稿すれば、何件かのコメントは得られるかもしれない。しかしこれを質問形式にしたり、ファン投票やクイズの形式をとることで、ファンを巻き込めれば、より大きな波及効果が期待できる。これらはFacebookの新機能「Facebookクエスチョン」を使えば簡単に実行できる。これについてはネクスパスブログに書いた以下の記事を参照してほしい。

Facebookクエスチョンの活用事例-Victoria’s Secret Pink

例えば、テレビ番組Real Housewives of New JerseyのFacebookページでは、番組中で対立する2つの家族について「どちらの味方をしたいか」という質問を投げた時、1万5千もの回答を得ることができた。さらに、GLEEもこの手法を使い、毎週火曜日の放送時間前にファン投票を実地することで、番組に関する話題を盛り上げ、毎回何千人ものファンを巻き込んだ投票が行われている。

 

 

2. ページ訪問を促すインセンティブをファンに提供する

ファンを上手に巻き込めるページを作れたとしても、ファンを継続的にページへ呼び込むには別のアプローチが必要だ。例えば、限定コンテンツや無料コンテンツを配信するなどして、ファンが繰り返しページを訪れる動機付けをすること。ソーシャルメディアによって、消費者は「無料」を期待するようになっているので、惜しみなく、コンテンツ(音楽・動画・書籍など)を出しまくることが重要だ。

 

3. 舞台裏を公開する

 

舞台裏を公開することは訪れてくれたファンを喜ばせるだけでなく、自らのブランドをコントロールするための良い方法でもある。ライブや撮影前に舞台裏のビデオを制作することも効果的だ。例えば、家で支度をしているところ、移動中化粧をしているところ、舞台で機材を調整しているところなど、個性を出しつつ舞台裏を公開する。


YouTube: Juliet Landau: Behind the Scenes "Action Hero" magazine shoot


 

 

4. Facebookでグッズやチケットを販売する

CMEA Capitalの社長、サミート・ジェイン氏は、5年以内にFacebook上での取引額がAmazonを超えると予測している。これはつまり5年以内にF-コマースの総額が340億ドルを超えるという予測でもある。米国の芸能関係のFacebookページでは、ファンに対してチケットやグッズを販売することは、もはや当たり前になりつつある。特に、音楽配信をするミュージシャンにとって、Facebokの特徴であるバイラル性は非常にメリットがあるので、多くのアーティストが、F-コマースを展開している。ファンがプロモーターになってくれることは大きい。

 

参考記事:4 Facebook Marketing Tips for Entertainment Brands

 

 

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