テクノロジーと希望:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) テクノロジーと希望

開けてしまったらあふれ出すテクノロジー。そこには希望が残っていた!

HDDの大容量化に、他のメディアの大容量化が追いついてないことを知りました。

家で、各種コンテンツ(ビデオ、デジカメ写真等)の保存場所としてメディア・サーバーを立ち上げたことは過去何回かで書きました。録りためた古いビデオやデジカメ写真を保存して「自宅オンデマンド」あるいは「自宅アーカイブズ」と呼んでいます。

これってRAIDとは言えバックアップはしなくていいのかなー、とか実は思ったりします。

何年か経てば、HDDの容量が倍増し、マザーボード(CPU)も古くさくなって取り替えることになるんでしょう。そのとき、どうやって移行するんだろう?と少し疑問に思ったりもします。

10年ほど前は、テープやMOをバックアップ先として使っていました。旧来、リムーバブルメディアはHDDに比べ、ビット当たりの価格は安いのが一般的でしたし、10枚~20枚程度あれば、手持ちのHDDはすべてバックアップできたものです。ですから、外部メディアにバックアップするのは一般的だったと思います。

しかし、今回家で組んだRAID5は2TBのHDDを3個、結果的な容量は3.7TB(3800GB)ほどになりました。(各HDDが実質容量1.8GBである+パリティの分減る)

Blue-rayが1枚27GBですから、140枚ほど必要になります。これじゃバックアップにならないですね。それに、光ディスクに保存したら、サーバーにした意味ないですし。

磁器テープも最近流行ってないみたいですね。800GBくらいが限界のようですが、家庭で買えるような安いデバイスとテープが無いようです。

こう考えていくと、今後の運用方法としては、

  1. RAIDでバックアップはとらない
  2. 数年してHDD容量/価格比がある程度になったら別のRAIDアレイを組む
  3. そちらに移行する

という感じかと思います。
いくつか問題があります。

■古いHDDはどうしてくれよう
MatrixのRIAD5では、容量の違うHDDを混在させると、一番小さいものに合わせてストライピング+パリティーを作るそうです。もし5年後に6TB×3+2TB×3という組み合わせでRAIDにし、古くて壊れたHDDから順次取り替えていく、みたいなことはできないわけです。

新しいアレイにも古いストレージは当然組み込めません。むー。

■別のロケーションへの保管ができない
デジタルデータは、できればコピーして他のロケーションに保管しておきたいです。火災、水害などのとき、データが一気に失われるのを防ぐためです。大きすぎて、コピーして他ロケーションへ持って行けません。

いままでの経過を見ていると、HDDは徐々に壊れていき、どんどん買うのだと思います。そうしたとき「容量が少し古くある程度使っていつ壊れるかわからないHDD」をどう活用し続け、全体の容量を大きく維持しつづけ、データが消えないようにするか、というのは重要なポイントかな、と思います。

このように相対的に考えていくと、Googleのファイルシステムのようなものは今日のストレージの信頼性、価格などのバランスではリーズナブルな考え方なのかもしれません。このバランスが永久に続くわけではないでしょうけれど。

システム運用は自分の専門分野ではないので、ちょっと悩みつつ考えてしまった冬休みでした。

pandrbox

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米持 幸寿

IBMでエバンジェリストとソフトウェア・テクノロジーの推進戦略を専門で担当しています。IT業界への今後のインパクトなどを語りたいと思います。技術的なブログはdeveloperWorks内のこちらに。

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