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インターネットとそのガバナンスについてつらつらと

プレゼンのトレーニングで指摘された、意外なこと

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永井さんの「思い出すだけで辛くなる、最悪のプレゼン」を皮切りにして、
大里さんの「外国語のプレゼンの準備は周到に、でも度胸も大事」
岩永さんの「英語のプレゼンで負った脛の傷跡」
それに、山口さんの「最初のプレゼンは最大にして最低。本番の大切さを知った。」

と、プレゼンのねたが続いていまして、乗っかろうと思います。


僕は人前で話すのが苦にならないタチでして、思い起こしてみると、そういう役目が来ても大騒ぎすることもなく準備をして、そこそここなせていたんじゃないかと思います(自己評価でございますが)。

英語の方は、科目としては得意だったとはいえ、海外経験があるわけじゃないので、いざ仕事で使うことになると苦労しました。前職の外資の通信キャリアに転職したのは、そういう苦労をしてみたかったという気持ちもそこそこ作用しています。

日本ユニットではなくアジアユニットの仕事になったときに、アジア一円の営業さんの技術支援が仕事になったのですが、一気に仕事で英語を使うことが多くなり、英語で寝言を言ってたよ、と良く妻に言われました。寝言言うくらい苦労した甲斐あって、英語を使う能力は上がったと思います。

少なくともノンネイティブ同志で話をする分にはかなりスムーズに運べるようになりました。課題が残るのは、まだまだ細かな表現が聞く方も喋る方も行き届かないことと、ネイティブ同志が遠慮無く喋るような会話には付いていかないこと、です。

英語でプレゼンをするということも、そんなに抵抗なくできるのですが、かといって自信いっぱいでもない。もっと上手に伝わるような表現や、言い方があるんじゃないか、聴衆からフィードバックがガンガンあるとか、そういう手応えが感じられるくらい上達したいなぁ、と思っていました。

つまり、英語は、プレゼンでも普通の会話でも通り一遍はできるけど、まだまだ劣等感がある、という感じです。(今もですね。)

そんなさなか、前職の会社が、社員全員を対象に、プレゼンテーションのトレーニングを受けさせてくれました。2006年でしたっけね。
5人くらいのチームで2日間くらいのコース。プレゼンはビデオシューティングされ、自分で見てチェックして、その日程の間で改善する、と。英語のコースでした。

プレゼンの内容は、自分の仕事に関係するものでよいということだったので、IPv4アドレス枯渇に関するスライドをそのまま使ったと思います。内容としては勝手知ったる内容だったということです。

まず最初に自分が思ったとおりに発表してみるというプログラムがあり、僕が一通り発表した後のインストラクターの一言が、僕にはとても意外でした。

悪くないんだけどさ、ムチャクチャ早口ね。もっともっとゆっくり喋った方がいい。

このコメントは衝撃的でした。僕は英語のプレゼンが上手だとは思っておらず、劣等感を持っているわけで、イメージとしてはタドタドしい英語を喋り続けているわけですから、速いか遅いかでいうと、速いわけがないんですよ。ネイティブが喋っていることも速くて聞こえないと思っているわけで。

で、これを、ビデオで自分で見てみたんですが、いやー、速い速い。orz 他の追従を許さんくらいの勢いです。これじゃ分かりにくいわ。なんでこんなに早口になってたんでしょうかね。早口==上手 みたいな卑近な構図があったのかもしれません。

これは大いに反省しました。ゆっくり噛み締めるくらいのスピードを心がけるようにしました。その時指摘してくれたインストラクターはネイティブの英語話者でしたが、その時も今も、英語で発表する相手は、アジア一円のノンネイティブの方々が一番多いため、尚更に、分かりやすい発表をすることが求められるでしょうから。

そして、英語だけでなく日本語のプレゼンでも注意するようにしました、が、、やっぱり時間数に対してスライド数多いことが、多いですかね、今も。

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