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サザエさん一家は著作物か?

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やや賞味期限切れの話題ですが、大人グリコの「25年の磯野家」のCM、普通であれば(二十世紀少年の映画のように)マンガのキャラクターに似たタレントさんを使うところを完全無視しているところがポイントなのでしょうかね。

さらに、このCMですと、カツオは大人になっても野球ばかりやっている無邪気な人物として描かれているようですが、実はサザエさんにおけるカツオは 何かにつけて大人に取り入って得しようとする性格に描かれているかと思います。ゆえに、大人になれば営業マンとして結構成功しているのではないかと思います。そういう点で、このCMはキャラクターの性格付けも無視しているのではないかと思います(あくまでも私見)。

さて、グリコのこのCM関連サイトのトップページ(いきなり音が出るので注意)に行くと、「(c)長谷川町子美術館」という記載があります。サザエさんのマンガの現在の著作権者である長谷川町子美術館の許諾を受けているということでしょう。しかし、このCMはサザエさんの絵を使ってるわけでもないですし、ビジュアルの共通点もほとんどありません。共通点は名前と家族構成くらいです。これで本当に著作権者のライセンシングが必要なのかは興味深いところです。

もちろん、業界の仁義として許諾を取るのは当然ですが、もし、権利者の許諾なしでこのCMを放送して裁判沙汰になったらどのような判決が出るのか興味深いところです(許諾を取らなくてもよいと言っているのではありません。単にそうしたらどうなるか興味深いというだけの話です。)

そういえば、大昔「磯野家の謎」などというトリビア本というか勝手解説本が結構売れたかと思います。あれは、権利者の許諾なしに勝手に出版されていたと記憶しています。

このあたりの(キャラクターの絵ではなく)キャラクターそのものの権利が今後どう扱われるようになるかという問題は非常に興味深いところですので、後でまとめて書いてみようと思います(その前に、「モーニング娘。事件」に関する先日の最高裁の判決文を読みたいですね)。

まったくの余談ですが、この「25年後の磯野家」のCM、1.)本来一人使っても十分なレベルの人気タレントを脈絡なく多数使用(ゆえに結構な予算)、2)世界観を作ってシリーズ化、3)ティーザーぽく情報を小出しにしてクチコミでの盛り上がりを狙うという凝った戦略を取っているわりには、話題になってないような気がします(実は女子高生とかの間では話題沸騰で私が知らないだけだとしたらすみません)。何か既視感があると思ったら、そうです、まるでドコ(ry

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