なぜ私はJASRACと契約するに至ったか(続き)
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ITmediaのミクsingsの記事が知財系ポータルの「パテントサイトサロン」にリンクされてしまいました。たぶん、記事中の「弁理士」という言葉がひっかかったのでしょう。あんまり弁理士の仕事とは関係ないんですけどね。まあ、いいですけど。
ところで、昨日のエントリーで、一番大事なことを書き忘れていました。JASRACに利用料を払っているのは、別にJASRACを儲けさせたいからではありません。素晴らしい曲を作ってくれたクリエイターへのリスペクトからです。このタイプのネット配信における12%というJASRACの取り分が適正なのか、競争原理が働けばもっと少なくできるのではないかという点で議論の余地はありますが、88%がクリエイターに回るわけです。また、使用した楽曲をすべてJASRACに報告しますので、全然関係ないアーティストに私が払った金が回るということはないはずです(たぶん)(JASRACの分配規定を確認中です、詳しい方いらしたら教えてください)。
要するに、私的には、「素晴らしい曲を作ったクリエイターに報いたい気持ち」>「JASRACに金を払いたくない気持ち」ということです。
そういう意味で言えば、例の岸氏による「クリエイターに思いやりを」という主張は「お前に言われたくないわ」論はあるにせよ、正当な主張とは言えるでしょう(一応)。
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