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【やや雑談】コンビニにおける立ち読みについて

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会社の近くに二軒のコンビニが隣接してる交差点があります(都内だとよくみられる風景です)。学校が多い地域なのでどちらのコンビニも結構立ち読み客が多いです。ある時、一軒のコンビニがマンガ雑誌にすべてヒモをかけて立ち読みできないようにしました。単行本とかアダルト誌とか写真集にヒモかけるのはよくありますが、通常のマンガにヒモかけてるコンビニは珍しいなと思ってたら、2週間くらいして結局元の状態に戻してました。

元に戻した理由はわかりません(単にめんどくさいのでやめただけかもしれません)が、確実に言えるのは、一軒が立ち読み禁止にしてる間は明らかにもう一軒の方が客が多くなってたということです。立ち読み客が多いのは当然として、通常の買い物客も多いということです。立ち読みしたついでに買う客もいるでしょうし、(特に深夜は)立ち読み客がいることで他の客に安心感を与える効果もあるのかもしれません(コンビニのレイアウトで雑誌売り場が表に向いているのはこの効果を狙ったものという話もあるようです)。

そういうことでサンプル数は1件しかないですが、この例からは立ち読みを完全禁止するとコンビニの経営に悪影響がありそうだということが言えます。立ち読みは消費者の権利だとまでは言いませんが、現象的にはそう言えそうだということです。

話はちょっと変わりますが、以前に(フランチャイズ系でない)コンビニで結構大量の買い物をした後でレジに行く前に、雑誌コーナーで週刊誌におもしろい記事があったら買おうと思って目次を確認ししてたら、店員(店長?)に怒られたことがあります。ちょっとムカついたので、「はい、すいませーん」と言ってカゴの商品を全部棚に戻して買い物はしないで店を出ました。

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