日本人的仮想世界について
仮想世界で他人とコミュニケートすることに麻薬的おもしろさがあるのは、大昔にテキスト・ベースのMUD(Multi-User Dungeon)にはまったことがある自分はよくわかります。そういう点では、Second Lifeに注目が集まっているのは当然と思いますし、また注目すべきとも思います。
しかし、自分は、Second Lifeは半年ほど前にちょこっといじって以来全然やってません。理由は、ITmediaの記事『Second Life“不”人気、7つの理由』で挙げらている以下の7つとほとんど同じであります。
1.始めるまでの手続きがめんどう(専用クライアントソフト必要)
2.要求PCスペックが高い
3.操作が難しい
4.何をしていいかわからない
5.何をするにもお金がいる
6.右も左も広告だらけ
7.人気の場所はエロかギャンブル
記事中に書かれていますが上の7つにはないものとして、8.キャラ(アバター)が全くかわいくないというポイントもあるでしょう。記事中にもちょこっと触れられているように、「アメリカ版ときメモ」に関する2ちゃんねるの爆笑スレにも見られるPCキャラの美意識に関する日米の大きなギャップを感じてしまいます。そもそも、最近の米国生まれのキャラで日本人に老若男女問わず広く受け入れられたものってあるのでしょうか?そういうのはミッキーの時代で終わってるような気がします。
個人的予想ですが、Second Life的な仮想世界ビジネスは今の日本でも需要はしっかりあると思うのですが、現状のSecond Lifeでは日本人消費者の心をとらえるのは難しいと思います。当然誰かが日本人にあった仮想世界ビジネスを考えているでしょう。成功要因としては、上記の7(+1)点を全部逆に考えればよいということになります。
そう考えるとやっぱりWiiベースでしょうかね?Miiは萌えませんが、少なくとも親しみはわきます。ほとんど外に情報出てきませんが、当然、任天堂もいろいろ考えているでしょうね。