CAPTCHAについて
Webサイトでユーザー登録とかをする時に変形した読みにくい文字を読まされて入力させられることがあります。言うまでもなく、スクリプトによって自動的に大量ユーザー登録されることを防ぐための手段です。これを、CAPTCHA(Completely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apart)と呼ぶことを知りました(Wikipediaエントリー(英文))。なんと、CMU(カーネギーメロン大)の登録商標だそうです。
なんとなく文字認識ソフトで突破されてしまいそうな気がしまいますが、背景に色を付けたりノイズが足してあるので、コンピューターではそう簡単には認識できないようです。そういう意味だと人間のパターン認識能力はすばらしいなと思います(たまに、人間の目でも読みにくい画像だったりすることがありますが)。
SpammerがCAPTCHAを突破するためには、やはり人の目での認識が必要ということで、人海戦術で突破する方法があるようですが、コスト削減のためにオフショアに画像を送ってそこで文字入力してもらうという手法をやっているところもあるそうです(この話、最近、どっかのニュースで読んだのですが、どこだか忘れてしまいました。知ってる方教えて下さい自己解決:スラドでした)。
もうひとつの方法としては、無料ポルノサイトを立ち上げて、突破したい目的サイト(たとえば、Yahoo!)のCAPTCHAの文字画像をポルノサイトの登録画像としてリンクで表示しておいて、誰かが文字入力してくれるのを待つというやり方もあるそうです。いちいち頼まなくてもどこかの誰かが無料でCAPTCHAを解読してくれるというわけです。(追加:この手法は「エロ・グリッド・コンピューティング」と命名されているようです(笑)(参照ブログ))
悪知恵が働く人というのはいるものだなと感心してしまいました(感心してちゃいけないんですけどね)。