CNETにApple vs Ciscoの続報分析記事(英文)が載ってます。Appleが裁判に勝つのは厳しそうだとしながらも、以下の手段があるだろうとしています。
1.商品の非類似を主張する
このブログでも何回か書いてますが、商標権とは常に商品(やサービス)とペアで存在するものです。商品が非類似なら原則的に商標権が抵触することはありません。ゆえに、朝日新聞、アサヒペイント、アサヒビールという商標は共存できます。AppleはCiscoのiPhoneの指定商品であるVoIP機器と自社のiPhoneの指定商品である携帯電話は類似してないと主張し、それが裁判で認められれば、Ciscoに勝訴することができますが、これはいくら何でも厳しいと記事中にも書かれてますし、私もそう思います。
2.iで始まる商品名はAppleの製品として世の中に認識されていると主張する
しかし、たとえば、iLinkのようにiで始まってもAppleの製品でないものも既に数多く存在するので、これも厳しいのではと記事中で書かれています。
3.CiscoのiPhone商標は不使用により無効であることを主張する
商標というのはそれ自身に価値があるのではなく、商売に使って初めて価値が生まれるものなので、商標だけ押さえておいて一定期間使われてないと無効にできる制度があります(日米とも基本的な考え方は同じ)。AppleはCiscoがiPhone商標を実質的に使っておらず、かつ、昨年の12月に発表されたLinkSysのiPhoneは、AppleがiPhoneという製品を出すのを知って駆け込み的に商標を使ったのだということを裁判所に認めてもらえば、CiscoのiPhone商標を無効にすることができ、自社の商標として使用することができるようなるようです(日本だと不使用取消審判というのを請求しないといけませんが、米国だと直接裁判で争えるようです)。おそらく、Appleにとってはこの道が最も可能性が高いものと思われます。
あと、CiscoとAppleの事前の協議がうまくいかなかった理由としては、Cisco側はLinksys製品とApple製品の相互運用性を要求していたのが、他社製品との相互運用の提供を嫌うAppleには耐えられなかったのではと記事中で推測されています。まあ何か本当ぽい感じがします。
Special
- PR -| mohno | 2007/01/15 07:53 |
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ドメイン名でも、個人が失言(高額な対価の要求とか)や論理負けで汎用価値のあるドメインを企業に奪われるケースはあるのですが、今回は相手が Cisco ですからね。これで Cisco が負けたら、Cisco(の法務部門)は「何考えてたんだ」ってことになるでしょうね。 | |
| kyu3 | 2007/01/17 03:48 |
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こんにちは。私もこのCnetの記事を読みました。私も3番が一番勝機があるのではないかと思います。ただそれでも相当苦労しそうではありますが・・・。 | |
| オーツキ | 2007/01/29 22:17 |
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相互運用を拒否し、Ciscoとの協議を決裂させる一方、iphoneは強硬に使ってくるというのは企業の姿勢としてどうなんでしょうか。appleのような企業は、商標やデザインの価値を最も理解していなければいけない企業だとおもうのですが。iMAC事件で格好良かったあの頃のappleに戻って欲しいものです。 | |
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