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ロケフリ+無線LAN>ワンセグ?

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「このままでは無線LANに取って代わられるワンセグの問題点」というタイトルのNIKKEI NETの記事

ワンセグは受信可能エリアに課題あり、一方、つくばエクスプレスの中なら無線LANが使えるので、PSPやW-ZERO3をロケフリ端末とすれば安定してTV番組が観れるというお話です。まあ、つくばエクスプレス限定ならそうでしょうが、一般には、それほど無線LANのカバーエリアは広がってるわけではないので、これだけをもって、今、ワンセグよりロケフリの方が便利とまでは言えないでしょう。しかし、記事中にもあるように、今後、無線LAN利用可能地域はどんどん増えてきますので、いずれは、無線LANの方がワンセグより使える場所が多い状況になってもおかしくないでしょう。そうなると、ワンセグの意味って何よ?ということになってしまいかねません。

デジタルTV放送とは言っても、結局、デジタル・データを伝送しているだけですから、間の経路は放送電波であってもIPであっても良いわけです。一斉同報においては、放送電波の方が効率的ですが、IPにしておけば自宅のHDDレコーダーを外で見たりとか、VODしたりとか何でも可能というメリットがあります。

もうひとつの放送とIP通信の相違は、放送は基本的に放送局中心の垂直統合モデル、IP通信は何でもありの群雄割拠モデルということです。今は放送局が人気のあるコンテンツを抱えているので、垂直統合モデルが優位なように見えますが、どちらの方が進化のスピードが速いかは歴史が証明していると思います。

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