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チャーリーとチョコレート工場とコピーレフト

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ちょっとだけ余裕ができてきたので観て来ましたよ「チャーリーとチョコレート工場」。ティム・バートン趣味全開が良い方向に出たとてもすばらしい映画でした。映画の中で、コピーレフトぽいエピソードがあったので紹介します(映画観ながらもそんなことを考えてる自分て ^_^;)

ストーリーの本筋には関係ないですが、上映中の映画なので、一応ネタバレ防止。

追加:追記の入力は「続きを読む...」のリンクで表示されるようになっている仕様かと思いましたが、このエントリーを直接表示する時は、全部いっぺんに表示されてしまうようですね。ので、ネタバレ防止の効果はあんまりなかったです。どうもすみません。

チャーリーのうちはめちゃくちゃ貧乏(この貧乏描写がわざとステレオタイプにしてあってちょっと笑いました)で、誕生日のプレゼントがチョコ1枚なんですね。で、チャーリーは年に1度しか食べられないチョコを家族全員(7人)で分けようとする(せりふの詳細はうろ覚え)。

チャーリー父「それはお前のチョコじゃないか。」

チャーリー「そう僕のチョコだよ。だから僕の好きにするんだ(みんなで分けるんだ)。」

ええー話や(なぜ、関西弁?)。

物に対して所有権を持っている人はその物を完全に支配することができます(民法における所有権絶対の原則)。だけど、それはその物を独占することだけを意味するのではなくて、みんなで分けるのも所有者の勝手ということです。コピーライトとコピーレフトの関係もそういうことですね。所有権であるコピーライトがあるからこそ、コピーレフトという共用の仕組みが機能するということです。

今後、コピーレフトの概念の説明を人にするときは、このたとえを使おうかと思ってます。

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